既卒ニートが面接を突破するには、面接に慣れる必要があります。
しかし、面接が苦手、というよりも人と話すことが苦手な既卒ニートが、いきなり面接に挑むというのは、いささか難しい注文です。
多くのサイトやブログでは、どうでもいい会社を使って、面接練習を積むのがいいとか、転職エージェントを利用するのがいいとか、簡単に言ってくれます。
転職エージェントの中には、しっかりと面接の練習に付き合ってくれるところもあるのでしょう。
そういった行動をとる前に、面接において聞かれるであろう質問の準備をして、一人面接練習をすることをおすすめしたいと思います。
なぜ一人面接練習をするのか
質問にしっかりと答えられずに、しどろもどろになってしまう。そんな、不甲斐ない自分の姿を誰かに見られるというのが、ものすごく恥ずかしいと考えていませんか?
ならば、まずは一人でできることは一人でやってみることです。案外、一人で面接練習をしても、うまく質問内容にそった回答を発言できないものです。
一人面接練習において完璧に出来ないことが、本番の面接でしっかり出来るわけがありません。
他人を巻き込んだ面接練習は、何十回、何百回と立て続けに行うことは出来ず、時間にも制約があります。
しかし、一人面接練習は、好きな時間に何度でも面接の練習をすることが出来ます。相手がいる面接の練習は、本番さながらの模擬面接のような感覚で利用しつつ、普段は一人面接練習をして場数を踏みましょう。
そうすれば、本番でもすらすらと、相手の質問に対して口が勝手に動いてくれるものです。
一人面接練習で場数をこなすことが既卒ニートが面接を突破するのに必要な経験なのです。
一人面接練習の準備
まず、大体面接で聞かれることなんて決まっていますので、面接で聞かれる質問を準備してください。
そして、その質問に対する、受け答えを事前に準備します。丸暗記をするのではなく、話したい内容や、単語を覚えて、話している最中に組み立てていくような感覚でいけば、本番中に沈黙することはなくなります。
面接中に言葉に詰まるのは、丸暗記した内容が思い出せなくなってしまうからです。普段の日常会話で、暗記した文章なんて発言しないでしょう?面接でも話したい内容と単語だけ覚えていって、話をすればいいのです。
文章を丸々覚えるよりも簡単に頭に入りますので、後はその単語や話したい内容を組み立てる練習を一人面接練習の場で繰り返すのです。そうやって場数を踏むことで、本番でも口が上手い様に滑り出します。
一人面接練習のやり方
やり方はいたってシンプル。まずは、スマホを用意しましょう。スマホを使って自分の事を録画するのです。その際、自分の前に鏡を置くといいと思います。録画は後でチェックするとして、リアルタイムで自分の面接を受けている姿を見ることで、直すべき場所がわかるようになります。
多くの方は、録画した自分の映像を見ることに関して抵抗があると思います。
私も羞恥心を味わいながらも、自分が映った映像を見たものです。恥ずかしくともこの方法が、自分自身の面接における、ダメな所をあぶりだす効果的な方法です。
自分が面接を受ける姿を客観的に、映像という形で見ることで、面接官が見る自分と言う存在を知ることが出来ます。
おどおどしていたり、明後日の方向を目で見ていたり、姿勢がだんだん悪くなっていったりと、色々な点に気づくことが出来ると思います。
それは全て、本番において面接官に見られてしまう、あなたのダメな部分なのです。それを少しずつ直していくのが一人面接練習の目的。そして、自分で納得できるくらいに直ったならば、自信を持って面接に行けるようになります。
一人面接練習で使う質問はランダムで選べると、本番さながらでいい練習になります。例えば単語帳を使ったやり方があります。
単語帳に質問内容を書き、それを箱の中に入れて一枚ずつ引いていくのです。どんな質問が来るのか分からないので、本番を想定した面接練習としてこの方法がおすすめです。
スマホのカメラで撮影することをおすすめしているのですが、スマホの機種によっては音を上手く拾えない場合があります。そんなときのために、ボイスレコーダーを用意しておきましょう。
ボイスレコーダーは、本番の面接においても、面接の反省を家でするために持っておくと非常に便利です。中国製は安くてスペックが高く人気がありますが、私はおすすめしません。
以前使ったことのある中国製のボイスレコーダーは、上手く録音できないことが結構頻繁にありました。なので、ちょっと高いですが、オリンパスのボイスレコーダーが他の日本製よりも安く、使い勝手がいいのでおすすめします。
一人面接練習のまとめ
一人面接練習の主な流れをまとめます。
質問への答えは文章で覚えるのではなく、単語と話したい内容を覚えることが大事。文章で覚えると面接本番中に、言葉が詰まる可能性が高くなります。
一人面接練習において、引き当てる質問内容をランダムにすることで本番を想定した練習になります。
自分自身を客観的にみるために、映像と音声をとって見直すことが大事です。一人面接練習をする際は、更に自分の目の前に鏡を置くとなおいいでしょう。自分をリアルタイムで見ることで、ダメな部分に気づくことが出来ます。
カメラとボイスレコーダーで録音録画を始めたら、まずは自己紹介を始めましょう。だいたいどの面接でも、自己紹介はすることになります。その後は、箱に入れた質問を一枚ずつ引いて、自分で質問内容を読み上げてから答えていきましょう。
一人面接練習では、15問くらいをワンセットとして考えるといいでしょう。終わったら録画した内容を確認して反省点を挙げていきましょう。
私が最初に一人面接練習をやったときは、まったく上手くできませんでした。しどろもどろで答えになっていなかったり、自信の無さから声が全く聞こえなくなったりと散々でした。
まぁ、最初はそんなものでしょう。何度もやれば慣れていきますから、心配しないことです。
後は面接練習を自分が納得するまで繰り返すこと。一人面接練習でうまく受け答えできるようになれば、本番も上手くいきます。一人面接練習の際は、本番を想定したものにするため、スーツを着た方がそれっぽくなります。
リラックスできる部屋着で、面接を受けることなんてないでしょう?一人面接練習でスーツを着ることで、スーツに慣れることにもなるので一石二鳥です。
以上が、既卒ニートが面接を突破するための準備、一人面接練習のやり方でした。
一人面接練習が一通りできるようになると、本番の面接で緊張していても、口が勝手にしゃべり始めます。頭は緊張で焦っていても、体で何度も覚えたことはしっかりと出来るものです。
一人面接練習をしっかりとやって自信をつけて、面接を突破してください。
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