危険物乙4の資格試験は文系でも1か月程度の勉強時間で合格店に到達できます。
速い人だと1、2週間くらいの勉強時間でも受かるほどの「簡単」な難易度の試験です。
危険物乙4という資格は需要が高く、ビルメンテナンスの仕事やガソリンスタンドの深夜バイトなど必要としている求人が割とあります。
ビルメン資格の5点セットと言われる資格の一つで、第2種電気工事士、危険物取扱者乙種第4類、2級ボイラー技士、第3種冷凍機械責任者、消防設備士を持っているとビルメンテナンス業への就職に有利になります。
難易度は低めですが決して無勉強で合格できる資格ではありません。
私が合格までに使ったテキストと問題集は2冊のみ。「10日で受かる!」系のテキストは情報量が少なくて、合格するための最低限の知識しか網羅していないので問題集もやっておくと確実です。
危険物取扱者乙種第4類とはどんな試験なの?簡単に説明
危険物取扱者乙種第4類は危険物取扱者という資格の中の第4類の危険物を扱う資格です。ガソリンとかアルコールとかの可燃性の液体を扱えます。
甲種はすべての危険物を扱えて、乙種は指定された類ごとに扱えるものが限定されます。それ以外にさらに扱える危険物が限定的な丙種もありますが、そちらは需要が低い資格です。
危険物乙4の合格率は毎回30%から40%という高さ。
合格率は高く問題も簡単ですが、おぼえることは結構あります。なめてかかると6割の不合格者たちの仲間入りです。
危険物乙4の不合格者の多くは、受験を強制されているやる気のない高校生や勉強を全くしていない社会人。
しっかりテキストと過去問を勉強すれば合格できないような資格ではありません。合格するには3科目の問題で6割を正答すればいいので楽な試験です。
危険物乙4の問題数は35問で、下の3つの試験科目で6割の得点が必要となります。
危険物に関する法令(法令)が15問(9問)、基礎的な物理学及び基礎的な化学が10問(6問)、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法が10問(6問)。
カッコ内は合格に必要な正答数です。全体で6割ではなく科目ごとに6割なのでそのへんは気を付けてください。
試験時間には余裕があり2時間をたっぷり使うような人はほぼいません。だいたいの人が途中退室していきますし、どんなにゆっくりじっくり問題を解いても2時間立つまではかからないでしょう。
2019年10月1日から受験料が高くなっていて、以前は3400円だった受験料が一気に4600円に跳ね上がりました。
ネット申し込みとクレジットカード払いができるので、ネット環境があれば簡単に受験申し込みが完了します。
試験日は全国のどこかしらで実施されていてどこででも受験できます。だいたい日曜日の実施です。
危険物乙4試験の難易度。合格までの勉強時間はどれくらい?
危険物乙4の試験はかなり簡単な難易度で、勉強すればだれでも合格できる資格と言えます。
消防設備士乙6類よりも簡単だと断言できます。危険物乙4は全部マークシートなのでそれ用の鉛筆やシャープペンを用意しておきましょう。
資格合格までの勉強時間は30時間も必要は無いでしょう。勉強時間は15時間から20時間ほどで十分合格レベルまで持っていけます。
毎日1時間の勉強で1か月後には90%の正答率を出せるくらいには簡単な難易度の国家試験。
簡単な難易度とは言っても無勉強では合格は無理です。しっかりと勉強をして問題集で本番の試験問題のパターンをつかんでください。
2日で受かった!とかいう人もいますが、理系の勉強をほぼやっていない文系では2日は無謀です。
それに、ただ単に受かるだけでなくしっかりと理解を深めて自分の知識にするためにもある程度の時間をかけて学習してください。
危険物乙4の問題のパターンは単純で素直。引っかけるような意地悪な問題ではないので一つ一つの選択肢をちゃんと読んで正答を探しましょう。
5つの選択肢の中から選ぶマークシート形式です。たまにテキストや問題集で見たことがない選択肢もでてきますが、ひとつづつ選択肢をつぶしていけば割と正答を選べます。
素直で単純な試験問題だということを念頭においておけば、わからない問題も怖くありません。
危険物乙4の勉強方法。テキスト・過去問は2冊でOK!
危険物に関しての知識が全くない人でも「10日で受かる乙種第4類危険物取扱者」のテキスト1冊をやれば、どんな試験なのか把握できます。
ただ、問題数が少ないですし科目ごとの説明が足りていないので、確実に合格を勝ち取りたいならもう1冊過去問をやることをおすすめします。
この過去問は危険物取扱者の試験に合格するために必要な知識を十分に網羅しているので、しっかりと勉強をすれば合格は間違いありません。
危険物取扱者乙4はそれほど難易度の高い資格ではありませんが、この過去問の内容は難しい部分や出る可能性の低い部分まできっちり掲載しています。
なので、合格を目指すだけの人には無用の過去問です。
問題数も400問越えと気合の入っている過去問なので、全部やりきるまで結構時間がかかります。
確実に1発で合格を勝ち取りたい人。落ちるなんて絶対に嫌だ!という人はこの過去問をやり切れば落ちることなんてありえません。
私もこの過去問をみっちり勉強して本試験に挑みましたが、楽勝過ぎて笑えるレベルになります。
試験中に合格を確信できるくらいの知識量に到達できるので、心配性な人はこの過去問で学習することをおすすめします。
試験まで時間が無い!勉強する時間をあまりとれない!という人は「10日で受かる乙種第4類危険物取扱者」のほうを繰り返して勉強してください。
情報量が少ないとは言え、合格に必要な知識は網羅していますし、絵などを使って非常にわかりやすく説明しているので初学者にとって欠かせないテキストになっています。
模擬テストも1回分ついているので、直前になったらやってみて実力を確かめるのに最適です。
危険物取扱者乙4の試験では、物理・化学の問題で難しい問題、過去問に出てなかった問題が数問ほど出されます。
これはいつものことで、おそらく理数系の勉強をしっかりやってきた人なら答えられるでしょう。ですが、文系の人間には頭をひねっても無理って感じです。
知識として知りませんし、過去問集にも載っていないタイプの問題なので手の打ちようがありません。
捨て問だと考えて勘で答えてもいいのですが、私が受験したときは選択肢をよく読んでいるとこれかな?と思えるあやしい選択肢がありました。そのおかげで正答を導くことが出来たのです。
全く知らない問題でも焦らずに問題分を分析すれば、何となくで答えを出せる場合があります。
そういった難しい問題は落としてもどうってことないので、落とすことのできない「過去問に出たところ」をしっかりと得点しましょう。
「10日で受かる乙種第4類危険物取扱者」のテキストを1冊やれば6割は得点できます。このテキストに載っている部分は落とさないようにしたいところです。
10日で受かる!と銘打っていますが、このテキストを10日でやりきるとなるとペースが速いと思います。
特に文系で化学や物理の知識が無い人間には早くとも2週間(14日)ほどは必要でしょう。
時間がある場合は急ぐ必要ありませんが、10日でやりきるには厳しいぞ、ということをおぼえておいてください。
小難しい内容を絵を使ってわかりやすく、想像できるように説明してくれているテキストです。なので初学者や文系の人はこのテキストから始めると合格に近づけます。
表紙の絵がちょっとキモイのですが、危険物取扱者乙4の試験に合格する人はたいていが使っている実績のあるテキストです。
わかりやすさはナンバーワンなので、テキスト選びに迷ったら「10日で受かる乙種第4類危険物取扱者」を買えば間違いありません。
過去問集は問題数がなるべく多いものがおすすめ。
科目ごとの解説は面白みに欠け、文字や表だらけなので退屈極まりない過去問です。初学者が最初に手に取るものとしては不向き。
ですが、豊富な問題数と詳しい解説で合格するのに十分な知識量を網羅しているので、試験も簡単に合格することが出来るようになります。
情報量が多いので短期合格を目指すには不向きな過去問集。しかし、この過去問をやって不合格になる人はまずいないと断言できる内容です。
危険物取扱者乙4試験のまとめ
実際に危険物乙4の試験を受ければわかりますが、それほど難しい内容の試験ではありません。
とはいえ、文系の人間が無勉強で受かるほど容易い試験内容でもありません。しっかりと勉強をしなければ合格は出来ないでしょう。
今回紹介したテキストと過去問を使って学習すれば、まず落ちることはありません。
危険物乙4の試験は落ちてしまうと、周りの人たちから「え?あの試験落ちたの?」って言われかねないレベルの低難易度試験なのでしっかり勉強しましょう。
受験料が昔は安くて、3400円だったものが一気に4600円に高くなったので一発で合格してしまいたいところです。
危険物乙4の勉強時間は20時間くらいで十分に合格点を取れる知識量に到達できます。1か月のあいだ1日1時間ほど勉強すれば難なく合格できるようになります。
私もだらだら勉強していましたがテキストと過去問を2週ほどしたら満点に近い点数を取ることが出来ました。
とはいえ、合格率は30%ほどなので落ちる人もいます。落ちる人はたいていやる気のない学生とかなのでしっかり勉強した人が落ちることはまずありません。
なめてかかると不合格になる試験なので、「10日で受かる乙種第4類危険物取扱者」のテキストだけでもやってみてください。
全問マークシート形式なうえに科目ごとに6割とれればいいので、国家試験の中では取りやすい資格です。
資格試験の勉強では、大事なところにマークを付けるためにフリクションの蛍光ペンがおすすめ。
過去問をやるときなどは分からない問題に積極的に印をつけて、わかるようになったらマークを消していくと自分の成長を目で見て確かめられるのでモチベーションアップにもなります。
コメント