koboの新型電子書籍リーダー「kobo forma」が2018年10月24日発売開始!
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スペックを見る限り電子書籍リーダーの中でトップレベルのスペックと言えます。言えるのですが、電子書籍ヘビーユーザーからすると今一歩足らない部分があると言わざるを得ません。
それは、ずばり!記憶容量が32GBと少ないこと。
楽天が運営するkoboの紹介サイトでは「ご好評につき32GBモデル再登場!」と、記憶容量32GBの部分をkobo formaの魅力として大々的に宣伝しています。
ですが、そろそろ気づいて欲しい!
電子書籍端末を購入する側はもっと大容量の電子書籍リーダーを望んでいるのだということを。
32GBぽっちの容量では、漫画本は1000冊も入らず、所有する本を選択して端末に入れなくてはならないのです。
漫画本1冊を50MBくらいの容量に抑えても600冊くらいしか入りません。
自分の本棚をまるごと電子書籍リーダーに入れて持ち歩くには32GBでは全く足らないという事を知ってほしい。
私はkobo GloHDを改造して64GBの容量で使用していますが、それでも持っている本の選定はします。
漫画だけでなく小説や雑誌、実用書や画集なども持ち歩きたいとなると、64GBでも足りないのが電子書籍のヘビーユーザーたちではないでしょうか。
ヘビーユーザーが求めるのは128GB以上の新型kobo
電子書籍リーダーはヘビーユーザー側とライトユーザー(電子書籍初心者)側の場合で求めているものが大きく違います。なので、両方のユーザーを取り込もうとすると中途半端な端末になってしまうのです。
Kobo formaのお値段は3,4344円税込み。
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価格:34,344円 |
ライトユーザー側からすると「電子書籍読むだけの機械に3万は高いだろ!」といった感覚でしょう。だからこそ、電子書籍初心者には手を出しにくいお値段。
ですが、ヘビーユーザーからすると電子書籍のうまみを理解しているため、「kobo formaに3万円くらい出してもいいかな」と、思えるのです。(まぁ、正直言いまして値段は高いと思いますがね。)
私はkobo formaを買ってもいいかもなと思っていたのですが、ここで問題が1点あります。
ヘビーユーザーの電子書籍データは32GB程度では収まらないという事実。
本棚を丸ごと手元の端末に入れたいという欲求があるのですよ。漫画も雑誌も画集も小説もラノベも全部、持ち歩きたい!そんな欲求が!
あるでしょう?電子書籍ヘビーユーザーには!
初心者にとっては32GBは大容量と思えるでしょうが、ヘビーユーザーからすると少ない。
何千何百冊と電子書籍のデータを持っていると最低でも64GB、欲を言えば128GB以上の記憶容量が欲しいところ。
私もkobo formaいいなぁ~と思いましたが、結局最大容量は32GBどまり。
もっと大容量が欲しいのじゃい!128GBの電子書籍リーダーを出せい!
kindleもkoboも、なぜに電子書籍リーダーはかたくなに32GBを超えたモデルを出さないのか?
もはやipadですら、最低容量は32GBで、さらに上の大容量モデルを投入しているというのに、電子書籍端末は進化のスピードが遅い!
だが理由はわかる……。
恐らく、多くの人は電子書籍をスマホとかタブレットなどの何でもできる端末で読んでいて、電子書籍専用のリーダーで読んでいる人間が少数派なのでしょう。
ソニーのreaderもとっくの昔に撤退して、もはやkoboとkindleくらいしか国内で買える電子書籍リーダーは残されていない。likebookとか新参のe-ink端末はあるけれどたぶん盛り上がらないだろうな。
それに大容量モデルを一度出してしまうと、買い替え需要が無くなりそうですね。電子書籍を読むだけの端末に、毎回買い替えるだけの性能の進化があるとも思えない。
ヘビーユーザーにとってはkobo formaは記憶容量の点で魅力的ではない。大容量モデルが欲しい128GBくらいのモデルが理想。
初心者にとってはkobo formaはオーバースペックでしょうね。そのうえお値段が高すぎる。
電子書籍に関しての初心者に、3万円以上の値段はさすがにきついと思います。なぜなら、電子書籍を読むだけの端末と、ipad2018の下位モデルが同じくらいの値段なわけですよ。
そりゃ、色んなことが出来るタブレットを買うのでは?
kobo formaスペックは魅力的
koboの記憶容量に関しては今後の進化を待つとして、その他のスペックは魅力的です。
とくに画面の大きさがグッド。
8インチの大きさで1920 x 1440 (300 ppi)の解像度はkobo史上最高スペックではないでしょうか。
しかも重さは197 g。いいね!
防水性能もあるようですが、水中で使うことを前提にした防水性能ではないようです。ただの生活防水ですね。
それと、物理ボタンがついたのは便利だと言えます。端末を片手だけで操作したいときにボタンを押すだけで進んだり、戻ったりが可能になるのでごろ寝しながら片手で読むのに最適です。
見開きモードが発売日の後につくらしいのですが、これはどうかな?
正直に言って、見開きは9.7インチのipadで見ると迫力あって良いのですが、8インチだと少し物足りないかもしれません。
紹介サイトの画像を見る限り、見開き画面が窮屈に見える。端末を横にして見開きを読むには、もう少し画面の縦と横の比率を考えた方がいいかもなと感じました。
このへんは使ってみないと分からないところです。現物をチェックしてみたい。
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価格:34,344円 |
あとkobo formaの魅力的なところは、画面の額縁部分。
kobo Glo HDでは写真たてみたいに枠と画面に段差があって、使っていると影が出来て気になってしまうことがあります。
Kobo formaでは画面がフラットになっているので、太陽の下でも快適に読書できる点は魅力です。
片手で持ちやすい形なのも、長時間使うユーザー目線で設計しているようでグッドなところです。
kobo formaは買いなのか?
記憶容量に関して気にならないならば最高の選択肢と言えます。
ですが、初心者には3万円という値段は高く手が出しにくい。ヘビーユーザーにとっては32GBの容量では少なすぎて魅力度が低い。
ライトユーザーとヘビーユーザーには魅力的ではないですが、ミドルユーザーあたりならば買いかな?
Kobo formaは記憶容量以外のスペックは魅力的な「過去最高のkobo」に仕上がっています。
ですが、値段は高いし、ヘビーユーザーが求める部分は満たしていないしで、私としては次のモデルを待ちたいと思える商品。
kindleもkoboもなぜか32GBよりも大容量の電子書籍端末を出さない不思議。
Kindle oasisが出たときは大容量化が始まるかな?と思っていたけれども全然始まらない。
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Kindle Oasis、電子書籍リーダー、防水機能搭載、Wi-Fi、32GB 新品価格 |
大容量の電子書籍を出してくれれば、改造したkobo Glo HD 64GBから乗り換えられるというのに。
次の新型koboで128GBモデルを出してくれ!そしたら絶対に買い替えると楽天に誓います。おしまいっ。
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価格:34,344円 |
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