最近のWEBコミックサイトは、面白い作品や独特の雰囲気の作品が多くて楽しい。
無料なのにたくさんのストーリーを手ごろにスマホやタブレットで楽しめるのだからいい時代になったものです。
昔は表紙の絵柄を見て、面白そうだったら買うという「表紙買い」をよくしていました。角川系の漫画作品には表紙で騙されることもしばしば……。
ですが、現在は多くの漫画作品がネット上で読めたり、アマゾンや楽天でお試し読みできたり、期間限定で何巻かをまるまる無料公開していたりと、わざわざ表紙に騙されに行く必要もなくなりました。
今回紹介する漫画作品もWEBコミックサイトで連載しており、何話かを無料で読むことができます。
紹介したい漫画は「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」という作品。
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作者の名前は「あぬ」という方で、実体験をモデルに書いているとのこと。コミックぜにょんで連載しています。
コミックぜにょんの「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」のページはこちら
なんで生きているかわからない人和泉澄25歳の感想
「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」という漫画の作者「あぬ」さんは、今回の漫画が初めての作品のようです。
作品の主人公の女の子「和泉澄」25歳フリーターの不安定な生活を題材にしたストーリー。
主人公「和泉澄」の考えていることや、直面している人間関係、人との接し方など、自分もときどき考えてしまう事ばかりで共感してしまう。
作者の「あぬ」さんの実体験をモデルにしてストーリーを描いているらしいので、妙な生々しさがある話もあります。
17話「キニシテミル」に出てくる内海というマネージャーの発言がそれです。
安定した仕事があって、何かしらを持っている人間が、主人公にたいして無責任にこう言い放ちます。
「まだ、若いですしなんとでもなる歳ですから、がんばってください」
年上に限って同じようなアドバイスを言うのは、どこも変わらないのだなと思いました。
時代も、直面している状況も違うのに、何の益もない言葉を笑顔でなげる。
なんで、安定した仕事や立場を持っている人間は、人の気持ちも考えないで、無責任に「心をかき乱す」言葉をなげかけてくるのでしょうか。
言い放っている本人は、良いことをした気になっているのでしょうね。言葉に隠されているトゲでダメージ受けている人なんておかまいなしに。
世の中、同じようなめにあっている人が自分以外にもいるもんだなと、漫画の主人公に共感を覚える話でした。
２話で「和泉澄」がテレビを見ながら、「不安でほとんど頭に入ってこなかった。ただ画面を見つめているだけだった。」と考えているところも、ちょっと既視感が……。
考え方がネガティブな人間にありがちな思考回路で、まるで自分を題材にされたかのような感覚です。
それ以外の話も共感できる部分だらけですが、共感できない人間からすれば、ただただ暗いストーリーです。
自分がなんで生きているのかわからない人にとって、この漫画作品「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」は結構こころにくるものがあることでしょう。
人生に不満や不安がある人は「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」を楽しむことが出来ると思います。
それ以外の人には退屈な暗い話としか思えないかもしれません。
「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」という漫画は、読む人の状況や性格によって楽しめるかどうかが変わる作品と言えます。
まずはWEBコミックサイトで作品の雰囲気を感じてみてください。
コミックぜにょんの「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」のページはこちら
私は、なかなか楽しめたので電子版のコミック1巻を買いました。Twitterで19000リツイート＆いいね39000回されるのもわかります。
ネガティブ・ショートストーリーなので、明るい気分になれる漫画ではありませんが、読んだ後の妙な安心感に安らぐ作品です。
なんで生きているかわからない人和泉澄25歳のまとめ
「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」の作者は「あぬ」さん。
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WEBコミックサイト「コミックぜにょん」で連載しています。毎月2回更新しているようです。
「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」が気に入った人にはこっちもおすすめしたい。
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だいぶ前に完結してしまいましたが、同じくコミックぜにょんで連載していた「マヤさんの夜ふかし」という作品です。コミックぜにょんのサイトでも3話くらいまでは読めるはずです。
「マヤさんの夜ふかし」は「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」よりも明るめの作品ですが、フリーターのマヤさんにたいして、共感するところもあって結構楽しめた作品。
マヤさんも和泉澄と同じく人間関係に悩んでいるという共通点がありますし、気になったら読んでみて欲しい漫画です。
「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」は、ひさびさに妙な共感を得られる漫画でした。
人生上手くいっていない人にこそ読んで欲しい漫画。読んでもとくに解決策は見つかりません。ですが、同じようなことを考える人間がいるのだなぁという安心感を得られます。
「あぬ」さんが描く女の子は可愛らしいので、暗めな話でもさくさくと読み進めることが出来ます。
軽い気持ちで読める漫画作品なので、ぜひコミックぜにょんなどでチェックしてみてください。
コミックぜにょんの「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」のページはこちら
「なんで生きているかわからない人 和泉澄25歳」以外にもコミックぜにょんには面白い漫画が多いです。北斗の拳イチゴ味もこのWEBサイトで連載しています。
ソマリと森の神様もコミックぜにょんで毎月連載しています。こちらもおすすめ。
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