消防設備士の難易度と合格率からみた取得の順番。効率よく合格する方法。

消防設備士の難易度と合格率からみた取得の順番。効率よく合格する方法。

消防設備士試験は近年注目度が高まっている資格で、消火設備や警報設備、避難設備といった設備の工事・点検・整備を行うことが出来る国家資格です。

試験の問題では、建物の防火管理上重要な消防設備、つまりスプリンクラーや消火器、火災報知器、避難はしごといった設備に関する知識を問う問題が出題されます。

 

ほかの国家資格と比較すると「簡単」といえる難易度です。ただし、甲種消防設備士の試験では「製図」が実技試験に追加されるので「乙種」試験よりも難易度は高くなります。

 

文系の人間でも合格することは難しくありませんが、甲種の「製図」に苦労することになるかと思います。

乙種消防設備士の6類や7類、そして甲種4類、乙種4類は受験者の数が多く、テキスト・過去問などの教材が充実しています。

 

そのため、独学での勉強に必要なものが簡単に手に入るので、勉強を始めやすい資格試験だと言えます。

独学で勉強を始めるのであれば弘文社が出版している「わかりやすい!」と書かれた工藤政孝の消防設備士シリーズがおすすめです。

わかりやすい! 第6類消防設備士試験 (国家・資格シリーズ186)

それでは、消防設備士の難易度や受験資格を確認しつつ、どういった順番で受験していく方法が、効率がいいのかを紹介していきたいと思います。

 

消防設備士資格の難易度

 

消防設備士資格はそれほど難しい試験ではありません。難易度は簡単な問題が多いため低く、そのため合格率も高くなっています。

受験者をひっかけてやろうというような意地悪な問題もほとんど見受けられない、純粋に知識を問う問題が多い印象です。

 

テキストも充実しており、まったくの初学者、根っからの文系人間であっても勉強がしやすくて、わりと簡単に合格を勝ち取れる難易度の資格です。

注意する点としては、消防設備士には甲種と乙種が存在しており、甲種の試験には受験するための条件があるという事に注意してください。

 

甲種は特類と1類から5類まであり、乙種は1類から7類まであります。

消防設備士資格では受験資格が無ければ、「甲種」消防設備士試験を受けることは出来ません。

乙種消防設備士試験はどなたでも受験することが出来ます。

 

難易度としては、甲種の方がむずかしく、乙種の方が簡単です。甲種は乙種よりも難しいというだけで、資格試験の難易度としては「簡単」の部類に入ります。

甲種の試験は「製図」が実技試験に追加されるので、それに苦労することになります。

 

消防設備士試験の合格基準と合格率

 

消防設備士試験の合格基準は、筆記試験において60%以上でなおかつ科目ごとに40%以上の点数を取らなければなりません。そのうえ、実技試験でも60%以上の点数を取らないと合格になりません。

 

消防設備士の試験は科目免除できる場合があるのですが、場合によってはそれが足かせになることがあります。

ようは、科目ごとに40%以上の点数を取る条件に引っかかってしまうこともあり得るのです。

 

そのへんの事情に配慮しながら、受験しないと痛い目にあるので注意してください。

免除を受けないで受験した方が、合格できる可能性が上がる場合もある、という事を覚えておくと良いでしょう。

 

消防設備士の資格は、甲種乙種ともに30%前後です。乙種の7類が最も合格率が高く60%近くあります。

これは第1種・第2種電気工事士や電験の有資格者の方は、試験免除が受けられるためであり、初学者が簡単に合格できるからではありません。

 

甲種消防設備士の受験資格を簡単にとる方法

 

甲種消防設備士の受験資格には様々なものがあります。乙種消防設備士の免状の交付を受けてから2年以上の実務経験がある場合、電気工事士の資格がある場合、工業高校の教員等、無線従事者などです。

 

もっとも簡単な方法は、第二級・第三級の陸上特殊無線技士資格を取ってしまうことです。これは受験資格の中の「無線従事者」の部分。

もしくは、乙種7類の科目免除も出来る「第2種電気工事士」を取得するのがいいでしょう。

 

両資格の難易度は、第二級・第三級の陸上特殊無線技士の方が簡単です。約1か月の勉強で取得できます。

第二級と第三級に難易度の違いはほぼありません。初学者でも第二級陸上特殊無線技士から受けてもたやすく合格できます。

第二級陸上特殊無線技士の情報はこちら

 

消防設備士の資格の種類 「類」と「種」とは?

 

類は工事・整備が出来る消防用設備の種類による分類で、甲種と乙種の違いは工事が出来るのか出来ないのかの違いです。

簡単にまとめると次の通りです。

  • 第1類は、スプリンクラー設備や水噴霧消火設備、屋内消火栓設備などの水を消火剤として使う設備。
  • 第2類は、地下駐車場などに設置される泡消火設備。一定規模以上の地下駐車場には泡消火設備の設置が義務化されています。
  • 第3類は、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備。不活性ガス消火設備は、「通信機器」や「精密電気機器」の消火に使われます。
  • 第4類は、自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関に通報する火災報知設備。電気工事士の資格があると学科が免除され取得しやすいと言えます。
  • 第5類は、金属製避難はしご、救助袋、緩降機。主に避難設備に関してを扱います。
  • 第6類は、消火器。第6類には甲種はありません。消火器の工事というのは設置周りの整備であり、専門知識がいらないためです。
  • 第7類は、漏電火災警報器。こちらも甲種はありません。漏電火災警報器 の工事は電気工事士がうけもつ領域なので甲種は無いのです。

消防設備士の種と類の違いは、このような違いになっています。

 

消防設備士の難易度から考えた、資格を効率よくとる順番

 

消防設備士の資格を受験しようと考えたとき様々な種類があってよくわかりませんよね。

初学者におすすめな順番は乙種第6類からはじめて、乙種第7類、第4類、第1類、第2類、第3類、第5類の順番です。

乙6→乙7→4類→1類→2類→3類→5類

第1類から第5類は甲種の場合は「製図」が実技試験で出題されるので難しくなります。受験資格も必要なので乙種から始めるのもありです。

甲種消防設備士第4類の勉強時間は約2~3か月プラス製図の勉強に1か月ほどを見込んでおくとよいでしょう。

乙6類も乙7類も難易度は低く1か月ほどで、合格圏に到達できます。

乙7類は合格率が他よりも高いですが、それは電気工事士の資格を持っている人たちがこぞって受験しているためです。

科目が免除されるのでそれ目当てでたくさんの人が受験して合格率が高くなっているのです。だから、合格率を見て第7類が特別に簡単だとは思わないでください。

第7類以外はだいたい、30%前後の合格率で横ばいです。

 

消防設備士に合格するための勉強法

 

消防設備士に合格するためには、難易度が低く取っ掛かりやすい乙6類の教科書と問題集を買って勉強をはじめてみてください。

どこから勉強をはじめるのもあなたの自由なので、乙6類以外の自分と相性の良さそうな資格から挑戦してみてもいいと思います。

 

消防設備士で取っ掛かりやすく、簡単なのは乙6類。電気工事士の知識があるならば乙7類。そこから、4類を取得していくのが、初学者にとって効率のいい順番と言えます。

テキストや過去問といった教材も、乙6類、乙7類、甲乙4類は充実しています。もっともおすすめの教材は弘文社が出版している「わかりやすい!」と書かれた工藤政孝の消防設備士シリーズです。

わかりやすい! 第6類消防設備士試験 (国家・資格シリーズ186)

本試験によく出る!第6類消防設備士問題集 (国家・資格シリーズ 189)

わかりやすいし、内容を掴みやすいのですが、語呂合わせが多すぎて逆に覚えにくい気がします。

私はほとんど、語呂合わせに関しては無視して勉強をしているので、語呂合わせが合わないな、と思ったら無視してしまっても一向にかまいません。

語呂合わせが使えそうならば使えばいいのです。

 

他の教科書、超速マスターシリーズはあまりおすすめしません。超速マスターはよくまとまっているとは思いますが、合格ギリギリの情報量に感じます。

消防設備士 4類 超速マスター

内容はわかりやすく、初学者には理解し易いとは思いますが、やはり情報量が不足しています。超速マスターを使う場合は他の過去問などもしっかりと取り組まないと、合格は厳しいでしょう。

 

消防設備士の難易度からみた取得の順番まとめ

 

初学者が消防設備士を受験するならば、乙6→乙7→4類→1類→2類→3類→5類の順番がベストです。

消防設備士の難易度とテキストの豊富さ、合格率などを考えてこの順番にしました。初学者は、この順序で受験するのが効率よく合格できる順番だと言えます。

 

ですが、人には得手不得手がありますので、教科書や過去問を確認して、自分にとって楽に合格できそうなところから着手するのもありです。あなたが自由に選んで試験に挑むのが良いでしょう。

 

どの類も難易度は同じくらいであり、甲種が乙種よりも「製図」の関係上難しい試験になっています。

消防設備士の難易度は国家試験の中で考えると「簡単」の部類に入ります。

 

1類から7類まで業務範囲が細分化され、試験の出題範囲が限られているというのも難易度に影響しているのでしょう。

消防設備士試験の合格を目指すならば、まずは「乙6類」から挑戦していきましょう。

 

私のおすすめの教科書と過去問は工藤政孝の消防設備士シリーズです。語呂合わせがうっとおしく感じるかもしれませんが、合格に必要な情報が網羅されていてベストな教材です。

わかりやすい! 第6類消防設備士試験 (国家・資格シリーズ186)

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