引きこもりのニートが社会復帰したい、ニート生活から脱出したいと思った時に、まずやらなけらばならない事は自己分析です。
自分の人生を振り返り、自分の事を誰よりも良く知ること。それこそが、ニートから脱出するための必須行動です。
とは言えひきこもりのニートにとって、現状を直視する事、自分の過去を振り返ることは、気乗りしない行動と言えます。
怖いですからね。自分の今と過去を知るという行動は。あなたもそうでしょう?
人生の袋小路にハマってしまったような感覚と、過去の嫌な記憶。それらに向き合うというのは、とても勇気がいります。
私もそうでした。ニート生活から抜け出したいが、面接が、社会が、他人が怖くて、怖くて動けない。
情けない状態の自分の現状をみたくないですし、嫌な過去を振り返りたくもありませんでした。
ですが、社会復帰するには、どうしても自分を誰よりも理解することが必要になります。
では、なぜニート脱出に自己分析が欠かせないのかを説明していきたいと思います。
なぜニートは自己分析が必要なのか
なぜニートに自己分析が必要かと言うと、自分という存在を理解していないと面接に対応できないからです。
社会復帰したいと考えているあなたは、何でもいいから就職して仕事に就きたいと考えていませんか?
私も最初はそうでしたが、ニートはとにかく「何でもいいから就職したい」「早く結果を出したい」と考えがちです。
「何でもいいから就職したい」という考えでは、なかなか結果を出すことが出来ません。
面接官は超絶ブラック企業でないかぎり、「長く働いてくれるやる気のある人を雇いたい」と考えています。
面接官は、人と話すスキルが高く、何人もの人と面接で対話しているため、やる気のなさを見抜く目を持っています。
ニートは対人経験が低く、話をすることが下手です。上手く自分を売り出せず、やる気も持ち合わせていないとなれば、すぐさまお祈りされることでしょう。不採用です。
ニートが考えがちな「何でもいいから就職したい」という発想は、自分のやりたいことを全く理解していないからこそです。
自己分析をすることで、自分がやりたいと思える仕事、やりたくない仕事を明確に線引きすることが出来ます。
自分がやりたいと思える仕事に焦点をあてて就職活動をすると、驚くほどあっさりと就職が決まります。
なぜかと言えば、面接官にやる気が伝わるから。
自分を面接官に売り出すにも自分を知る必要がありますし、やりたいと思える仕事を探すにも自分を知る必要があるのです。
結局引きこもりのニートが社会復帰するためには「自己分析」をしっかりやらなければならない。
面接官に自分を売り出して、高評価を得るには、誰よりも自分の事を知らなければならないのです。
だから、ニート脱出には「自己分析」が必要不可欠なのです。
自己分析の正しいやり方と診断ツール
まずは、下記で紹介する「グッドポイント診断」で大まかな自分の性格を把握してください。
リクナビネクストに登録することで無料で診断できます。
グッドポイント診断は100問ちかくの質問に答えることで、あなたの良いところ、性格の特徴を文章で教えてくれるツールです。
問題数がかなり多いので、集中できる時間に取り組んでください。もちろん、無料で利用することが出来ます。
大手のリクルートが運営しているサービスなので、診断結果は使い勝手のいい文章で出してくれます。求職者の就職をサポートするために開発された診断ツールなので、無料の診断ツールの中でも断トツで役に立ちます。
グッドポイント診断の文章は、一部が自己PRと志望動機にも使えそうな部分があるので、結果をワードなどに保存しておくと後で役に立ちます。
全部の文章をそのまま利用は難しいと思いますが、一部の言葉の選び方が、自己PRと志望動機を作る際の参考になるので、ぜひやってみてください。
無料の性格診断ツールはWEB上にたくさんあります。ですが、役に立たない結果を出力する「お遊び」みたいなツールがほとんどです。
実際にいろいろな無料の性格診断ツールを使ってみましたが、なんの役にも立たない結果しか得られませんでした。(がっかりした結果を出すものもあるのでやるときは注意)
それらと比べると「グッドポイント診断」の結果は、「なるほどな、そんな言い回しがあるのか!」と感心できる結果でした。
「グッドポイント診断」をやるかどうかは、あなたの自由です。自己分析をしていくうえで、客観的な診断結果があると便利なので利用してみてはいかがでしょうか。
自己分析の深め方、進め方
グッドポイント診断で得られた結果を参考にしつつ、自分の人生を振り返ってください。
自分の強み、弱み、楽しいと思う事、嫌だと思う事。そして、やってもいいなと思う仕事と絶対にやりたくない仕事にかんしてを明確にしていきましょう。
ノートに子供のころからの人生を振り返って書いていきましょう。出来事や思ったことを振り返ることで、自分という存在を理解する助けになります。
嫌なことも楽しかったことも思い出して、書き出してみてください。
どういったときに嫌な思いをしたのか、楽しいと感じたのかを知ることで、あなたの性格を把握することが出来ます。
あなたの長所、短所を知ることで、自己PRでどんなことをアピールしていけばいいのかがわかります。志望動機にも自分の長所を生かせることをアピールするといいでしょう。
長所をアピールするときは、その根拠となる体験談を語れると説得力が高まります。面接官を納得させるには、長所を裏付けるための根拠が大事。
だからこそ、自己分析をきっちりやって使えそうなエピソードを掘り起こすのです。
ひきこもりのニートが就職エージェントを利用する際に、自己分析が正しくやれていないと、良い様に「カモ」にされる危険があります。
自分の事をよく理解していないと、就職コンサルタントの口車に乗せられます。その後、未来の無いブラックな企業に無理やり就職させられてしまうのです。
私がそれを体験しました。世の中には、「意志の弱い人間」「他人に頼ろうとする人間」を徹底的に食い物にしてやろうという悪意ある人間が存在します。
いい人そうなフリをして安心させてから、コンサルタントの利益になる方向へ誘導する。
そういった利己的な担当者を見破るためにも、自己分析をしてください。
自分の事を誰よりも理解していれば、「他人の口車に乗せられ、誘導され、いいように利用される」なんてことにはなりません。
自己分析の正しいやり方と診断ツールまとめ
まずは、客観的に自分を知るために「グッドポイント診断」をやってみてください。
その後、診断によってわかった、あなたの長所を参考に今までの人生を振り返りましょう。
あなた自身をよく理解することで、世の中の悪意ある利己的な人たちにカモにされにくくなります。
あなたの人生は、あなたの意志によって決めなければなりません。
決して他人の意見に誘導され、人生の決定権を他人に委ねてはいけないのです。
ひきこもりのニートは誰かに助けて欲しい、進む道を教えて欲しいという弱気な気持ちを持っています。
世の中は弱みを見せると、付け込んでくる連中が数多くいるということを知っておいてください。
そういった人たちに付け込まれないためにも、自分をよく理解する。
ひきこもりのニートが社会復帰するには「自己分析」が重要なのです。
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