人を褒めるときに注意しなければならない4つの要素

人を褒めるときに注意しなければならない4つの要素

人を褒めるとき、間違った言葉をおくっていませんか?

相手を褒めるときは、4つの要素に注意して言葉を選ばなければ、相手の心を傷つけてしまうかもしれません。

 

あなたが相手の事を賞賛しているのに、相手がなんだかムッとしてしまったり、慰めているのに嫌な顔をされたりしたことはありませんか?

4つの要素を理解していないと、相手との関係がぎくしゃくして、人間関係がうまくいかなくなる危険性があります。

 

上手な人の褒め方と慰め方を会得するには、これから説明する4つの要素に気を付けて言葉を選んでください。

 

人を褒めるときの注意点、4つの要素に気を付けよう

 

人間と言うものは、身の回りで起こる問題を4つの要素の組み合わせで理解しようとします。

その4つの要素とは以下のものです。

・能力
・努力
・難易度
・運

 

多くの人間は「成功体験」や「失敗体験」の原因を上記の4つの要素で理解し、自分を納得させるのです。

例えば、あなたが試験でいい点を取ったとき、どのように考えますか?

 

こうは考えませんか、「この点数は自分の努力のおかげだ!実力がついてきた証拠だ!」

逆に、あなたが悪い点を取った時は「今回のテストは難しかったからいい点が取れなかった。山も外れてついてなかったな」

 

このように、人は成功したときは「能力・努力」という要素に原因を求め、失敗したときは「難易度・運」の要素に原因を求めるのです。

全ての場合に適応できるわけではありませんが、多くの人は4つの要素の組み合わせで成功や失敗の原因を見出します。

 

人は自分自身が考えていることを裏付けるような、他人の言葉に強い安心感を得ます。そして自分の考えは間違っていないという嬉しさを感じて、褒めてくれた相手に好意的な感情を持つのです。

 

つまり、成功している人を褒める場合は「能力」と「努力」の要素を絡めて褒めることで相手を喜ばせることが出来るという事です。

しかし、人は相手の能力や努力という目に見えない部分を理解せずに、簡単に理解可能な「難易度」や「運」の要素に原因を求めがちです。

 

4つの要素に注意をせずに人を褒めようとすると、「運がよかったね!」のような、相手が原因として考えていない要素を引き合いにしてしまいます。

成功した人は「能力・努力」のおかげだと考えているのに、「運がよかったね!」と運の要素を引き合いに出してしまうと、相手をムッとさせることになるのです。

 

人を褒める場合は、相手の考えていることを予想してください。

相手が謙遜して「たまたま運が良かっただけですよ」と言っていても、心の中では「能力・努力」の要素によるものだと考えています。

 

それを理解して、人を褒めるときの言葉を選びましょう。

相手の考えにあった言葉を選べれば、円滑なコミュニケーションとなり、好感度を上げることにもつながります。

 

人を褒めるときは4つの要素の事を忘れないように注意してください。

 

人の成功は運のせいにする

人は他人の成功を目の当たりにしたとき、「難易度」や「運」に原因を求めがちです。

なぜかと言えば、他人の能力や努力は目に見えず評価に入れにくいため、簡単に原因を求められる「難易度」や「運」のせいだと決め付けてしまうのです。

 

あなたも他人が成功したときに、その原因を「難易度」や「運」のせいにしていませんか?

人は他人の「能力」や「努力」を認めずに、「難易度」や「運」に原因を求めるのだということを常に覚えておいてください。

 

このことを理解しているのといないのとでは、人を褒める際の言葉選びにだいぶ差が出ます。

相手をムッとさせないためにも、人は上記のように考えがちなんだと理解しておいてください。

 

人を慰めるときも気を付けよう

 

相手が失敗をしてしまって落ち込んでいるとき、あなたはどんな言葉で慰めますか?

人は、他人が失敗したときは「実力不足じゃない?」とか「努力が足りなかったせいでしょ?」ということを言います。

 

人間は、他人が失敗したときは「能力」や「努力」のせいにするのです。

自分が失敗したときは「難易度」や「運」のせいにするのに、他人には厳しいことが普通です。

 

そういう世の中であり、人間の考え方の特性と言えます。

 

では、相手を慰めたいときはどんな言葉を選べばいいのでしょうか。

それは、「今回はついてなかったね」とか「いつもよりも難しかったせいだよ。」のように「難易度」や「運」の要素を引き合いにして言葉を選ぶと良いでしょう。

 

相手が失敗して落ち込んでいるときは「難しかったせいだ。ついてないな。」というように考えているはずです。

相手の考えにあった言葉を選ぶことで、ちゃんと相手を慰めることが出来ます。

 

人を慰めるときも、人を褒めるときも相手の気持ち、考えを予測して言葉を選びましょう。

 

人を褒めるときは他の人を引き合いにしてみる

相手を褒めるとき直接言うのが普通の事です。これを「レギュラー・コミュニケーション」といいます。

 

それとは別に、また聞きや傍で話している人の言葉に影響されることを「オーバーハード・コミュニケーション」といいます。

レギュラー・コミュニケーションよりも、オーバーハード・コミュニケーションの方が相手に受け入れられやすいと言われています。

 

つまり、あなたが直接「君の仕事は素晴らしいね!」と褒めるよりも、「君の仕事は素晴らしいね!と〇〇さんが褒めていたよ!」と言うほうが、受け入れられやすいのです。

 

あなたも目の前の同僚に「君の仕事は素晴らしいね!」と褒められるよりも、「君の仕事は素晴らしいね!と〇〇さんが言っていたよ!」と他人の評価を言われた方がうれしくありませんか。

人を褒めるときはこの「オーバーハード・コミュニケーション」を活用すると、円滑なコミュニケーションに一役買ってくれます。

 

人を褒めるときにこのことを思い出してみてください。

 

人を褒めるときに注意まとめ

人を褒めるときには相手の気持ちを理解して言葉を選ばなければいけません。

相手の気持ちや考えを理解しないまま、自分本位で相手を褒めると、間違った言葉を選んでしまいかねません。

 

結果、相手を不快にして人間関係に歪みを与えてしまう可能性もあります。

そうならないためにも、人を褒めるときは4つの要素を思い出してから言葉を選んでください。

 

その4つの要素とは以下のものです。

・能力
・努力
・難易度
・運

人間は成功や失敗の原因を上記の4つの要素で理解しようとします。

 

自分が成功したときは「能力」や「努力」に原因を求め、失敗したときは「難易度」や「運」のせいにする。

他人が成功したときは「難易度」や「運」に原因を求め、失敗したときは「能力」や「努力」のせいにする。

 

そのことを知っていれば、人を褒めるとき、慰めるときに使うべき「適切な言葉」を選べるようになります。

 

さらに、相手を褒めるときは「オーバーハード・コミュニケーション」も活用してください。「オーバーハード・コミュニケーション」を使えば、相手の「やる気・モチベーション」を飛躍的にアップさせることが出来ます。

 

チームで動く際や、部下のやる気を出させる際、上司のご機嫌取りの際など、様々な場面で活用できるコミュニケーション方法です。

いい人間関係のためのテクニックは、使えるときに積極的に使っていきましょう。

 

相手の気持ちをしっかり考えて言葉を選ぶことが出来れば、相手の好感度はぐんと上がります。

もし、あなたが困っていたり、落ち込んでいたりしたら、手を貸してくれる味方になってくれることでしょう。

 

円滑なコミュニケーションや良い人間関係を築くためにも、上記の人を褒めるときの注意点を覚えておいてください。いつか必ずあなたの役に立つ知識です。

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