ニートが自己PRと志望動機を書くときはネット上や本に載っている例文を参考にしてはいけません。
なぜなら、ネットや本に載っている例文はあなたのことを伝えられる文体ではないからです。
自己PRと志望動機はあなたのことを面接官に伝えるためのもの。
他人の書いた文章を参考にすると自分の文体がそれに影響されて、自分では思いつかない文章になってしまいます。
緊張している面接中に何を話そうとしていたのか、まったく思い出せずに頭が真っ白になるときがあります。
自分の考えた文章で作り上げた自己PRと志望動機の場合は、どんな内容だったかを思い出しやすいのです。
借り物の文章では頭真っ白になると全く思い出せません。私がそうだったのでニートは自分の言葉で文章を作った方がいいと言えます。
自己分析をやって、あなたの長所と短所を把握してから自己PRと志望動機を作ってみてください。
グッドポイント診断をやってみてその文章で使えそうな部分を抜き出してください。最初は自分の言葉で不格好でもいいから自己PRと志望動機を書いてみましょう。
改善は少しずつ加えていけばいいのです。最初から完璧な自己PRと志望動機は出来ません。
それでは、具体的に自己PRと志望動機の書き方を紹介していきます。
ニート自己PRの書き方と志望動機の作り方
ニートが自己PRと志望動機を書くためには、はじめに自己分析をすることが大事です。
無料で使えるリクナビのサービスである「グッドポイント診断」を活用してください。
100問近くある質問に答えることで、あなたの性格がどんなものなのかを文章で説明してくれます。
その診断結果から、あなたの長所と短所を把握して自己PRを作り上げましょう。志望動機もあなたの長所が生かせることをアピールするものにしてください。
ニートが面接を突破して社会復帰するためには、面接官を納得させることが出来る自己PRと志望動機を作らなければなりません。
面接官を納得させるには、「結論→根拠→具体例・体験談→結論」の順序で文章を構成してください。
グッドポイント診断で見えてきたあなたの長所。それをアピールするための具体的な体験談があると、説得力が増します。
ぐだぐだと長い文章を書くのではなく、はじめに「結論」部分を持ってきてそれを補完するための「根拠」と「具体例・体験談」を語り、最後にもう一度結論でしめましょう。
相手の聞き取りやすい話のスピードは1分間に300文字くらいの速さです。たくさんアピールをしたくとも、話は1つか2つ程度に絞った方がいいでしょう。
自己PRと志望動機を考えるときは、面接官があなたの話を聞いた時にどう感じるかをつねに考えてください。
あなたが面接官だった場合に、あなたの作った自己PRと志望動機を聞いて雇いたいと思うでしょうか?あなたが納得しない内容なら、面接官はなおさら採用しないでしょう。
他の質問の準備においても、相手の立場で考えたときに納得する内容かどうかを念頭に置きながら質問の答えを考えてください。
ニートが社会復帰するためには、面接官がどんな人材を必要としているのかに思いを巡らしてください。
あなたの自己PRと志望動機がそれに合致したとき、面接官はあなたを採用するのです。
ひとりよがりな内容の自己PRと志望動機ではなく、求人を出している会社がどんな人材を求めているのかを考ることが必要になります。
業種によって求める人材が違うのに、どの会社でも同じ内容のアピールではなかなか採用されません。
あなた自身の長所をアピールしつつ、求める人材に合致するような内容の自己PRと志望動機を作り上げてください。
「結論→根拠→具体例・体験談→結論」の順序で話をすすめると説得力のある文章になります。
だらだらと話が長い場合、面接官はあなたに興味を失くしていきます。
アピールしたい部分をしぼって、長所が仕事にどう役立つのかを上記の順序で話してください。
簡潔にまとまった自己PRと志望動機だと、聞いていて要点がわかりやすく面接官の質問内容も把握しやすくなります。
かっこいい話をしなくていいのです。面接官にあなたのことを知ってもらうことが大事なのです。
よくわからない人間を雇うなんて、なんだか怖いでしょう?一緒に働く人間が得体のしれない人物では嫌でしょう?
あなたは面接官にたいして、しっかり仕事をこなせる人間なのだと知ってもらう努力をしなければなりません。
そのためにはあなた自身の長所と短所をきっちり把握する必要があります。
結局は自己分析が重要ということです。だからこそ、自分を知るために以下の無料サービスを活用してください。
使うかどうかはあなたの自由です。長所を把握するのに性格診断は役に立ちますし、文章が自己PRと志望動機に流用できます。
自分では思いつかない文章なので、使えそうな部分を切り取って使ってみてください。文章の説得力が全く違うものになります。
ニートでも一人で出来る面接練習法
自己PRと志望動機がある程度、形になったら一人で面接練習をしましょう。
面接練習のときは鏡の前でスーツをきっちりと着て、本番さながらの気持ちでやってみましょう。
出来ればスマホなどのカメラで自分を撮影してください。
カメラを固定するのにスタンドを利用しましょう。あなたの姿勢や顔が上手く映るように調整してください。
動画で自分を撮るのは気恥ずかしいものですが、動画に移っている姿が面接官に見られているあなたです。
最初はおどおどしたり、姿勢が悪かったりと目に見える改善点がすぐにわかります。それらを意識的に改善していきましょう。
録音用のICレコーダーもあると便利です。スマホですと録音の際の音声が小さかったり、聞き取りにくかったりするのでICレコーダーを一台持っておきましょう。
本番の面接のときもICレコーダーを使って録音しておくと、あとで改善点などの反省が出来ます。
社会人になるといろんな場面で、録音機器が役立つときがきます。そのときのためにもICレコーダーを準備しておいて損はありません。
自己PRと志望動機は少しずつ改善していこう
はじめから完璧な自己PRと志望動機なんて作れません。
何度か面接をやって、相手の反応を確認しながら改善を加えていきましょう。
本番の面接で改善を繰り返していく前に、就職相談をしてくれる公共サービスも利用してみましょう。
自己PRと志望動機の内容は第三者に確認してもらうのが手っ取り早いのですが、知り合いに見せるのはちょっと嫌ですよね。
そういうときに無料で使える公共サービス「ヤングキャリアセンター」や「サポートステーション」の職員や相談員の方に相談してみてください。
「この話だと分かりにくいね、こうしたらいいんじゃない?」といろんなアドバイスをしてくれます。
アドバイスを参考にしながら、自己PRと志望動機のブラッシュアップを繰り返していきましょう。
あとは、あきらめずにひたすらに面接を受け続けるだけです。
あきらめて行動をしなくなったら、ニートから社会復帰は出来ません。ですが、行動し続けることで必ずあなたを必要としてくれる会社に巡り合えます。
面接にこなれてくるのはだいたい10社くらいからです。
面接に挑む回数が少ないうちは、まったく上手く立ち回れませんでした。ですが、回数をこなしていくうちに対人恐怖症ぎみの私でもなんとかなりました。
気持ち的に余裕が出てくるのは10社目くらいなので、それまでは上手くいかなくても、めげないことが大事。
回数をこなして経験を積めばひきこもりのニートでも面接を突破できます。
ニートが社会復帰する条件は、自己PRと志望動機の基礎ができたら面接の数をこなすこと。
面接で嫌なことを言われることもあります。ですが、自己分析をして自分の事をしっかり理解していれば必要以上に落ち込むことなんて無くなります。
不採用のメールや通知が来ても「自分を雇わないなんて、なんて見る目の無い会社なんだ!」と胸を張って自信満々でいましょう。
面接での反省は必要ですが、がっかりしてしまうと次の面接でネガティブな気持ちを引きずってしまいます。
見る目の無い人たちのことはさっぱりと忘れて「次があるさ!」と行動を続けてください。
それがニートの社会復帰に必要な気の持ちようです。
ニート自己PRの書き方と志望動機の作り方、まとめ
自己PRも志望動機も以下の順序で話を組み立ててください。
「結論→根拠→具体例・体験談→結論」
話したいこと、アピールしたいことを長々と話しても、面接官に聞いてもらえません。話せば話すほど印象が薄くなってしまいかねないのです。
先に「結論」を言い、それを補完するための「根拠」、説得力を増すための「具体例・体験談」を話して、最後はまた「結論」でしめてください。
相手が聞き取りやすい話のスピードにも気を付けましょう。
ニュースキャスターは1分間に300文字くらいのスピードで話しています。そのぐらいの速さが聞き取りやすいということです。
面接では緊張のせいか、早口になりがちです。
意識的に話すスピードを調整しないと、面接官に伝えたいことが全く伝わらない自己PRと志望動機になってしまいます。
本番の面接を繰り返せば繰り返すほどに、社会復帰の道は近づいてきます。
ニートは数回のお祈りメールや不採用通知でめげずに、行動をし続けましょう。
行動し続ければ、必ずあなたを必要とする会社が見つかります。
諦めずに行動することがニートの社会復帰における鉄則です。胸を張って挑戦していきましょう。
コメント