真夜中ワンダーさんぽは無料で読めるWEB漫画サイト「ポラリス」にて、2018年3月15日に掲載された作品。
作者の鳶田ハジメさんの読み切り漫画で、真夜中ワンダーさんぽ以外には「今日のボールペン」シリーズがあるらしく、それ以外にもいろんな絵をTwitterで掲載しています。
Twitterでは、ハトの絵や雪に埋もれた倉庫の絵などを書いていて、非常に絵の上手い人であることがうかがえます。網走監獄博物館の食堂で食べられる「体験監獄食」の絵がすごくいい。
鳶田ハジメさんという人は、風景や小物、食べ物などの描き込みがすごい作者さんです。真夜中ワンダーさんぽの中でも背景の描き込みが緻密で、真夜中の不思議な雰囲気、魅力を表現しています。
真夜中ワンダーさんぽのストーリーの内容は、ただの不眠症の少女が夜の街を散歩するという作品です。
不眠症の少女は愛犬のジロを連れて夜の街をぶらつきます。他の人には見えない、夜の闇の中にうごめく謎の存在たちに、おっかなびっくりしながら散歩をする様子を描いており、不思議な魅力を感じる漫画作品に仕上がっています。
女の子の絵も可愛くてよいのですが、目を引くのはやはり、夜の街の描き込み具合です。背景の絵の上手さが、不思議の世界を十二分に表現しているのでしょう。
真夜中の街をあるく不眠症少女と犬、そして不思議な夜の存在たち。この読み切り作品には、作者の鳶田ハジメさんが持つ独特の魅力が込められていると思います。
今回は読み切りの短編ということですが、この作品はシリーズにして連載して欲しいものです。
この真夜中ワンダーさんぽ以外にも「今日のボールペン」シリーズなるものがあるそうなので、作者の鳶田ハジメさんの作品に関して調べてみました。
ですが、ネット上で調べた限りでは、鳶田ハジメさんが描いた漫画作品はあまりないようです。COMITIAで「今日のボールペン」シリーズを頒布しているそうですが、漫画作品ではないのかな、よくわかりません。
漫画家としては、まったくの新人さんなのかな?電子書籍で真夜中ワンダーさんぽと同じような雰囲気の単行本でもあれば買いたいと思い探しました。ですが今のところは無いようです。今後に期待したい。
Twitterでは、いろいろな風景とか食べ物とか、建物とか動物の絵を掲載していて、楽しめます。動物の絵が緻密ですごい上手い。真夜中ワンダーさんぽの絵や雰囲気が気に入ったのであったら、一度のぞいてみてはどうでしょう。
真夜中ワンダーさんぽはとても雰囲気の良い漫画作品です。ポラリスというWEB漫画サイトで掲載していますが、いつまで読めるのかちょっとわからないので、気になった方は早めに読んでみることをおすすめします。
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