リクルートやマイナビなんかの就活関連企業や、転職エージェントといった会社の回し者たちは、口々にこういった話をする。
就職っていうのは結婚みたいなものです。
結婚するのに嘘があってはいけない。
就職活動とは生涯のパートナーを探す作業なんです。
嘘をつくなという連中の正体
就職を結婚という前向きで、誰もがそれをしたいと思うものに例えて、多くの若者たちの前で講演する。
そして、嘘を付くのはいけないことだ。お互いのためにならない。ミスマッチを防ぐには、本当の自分を見せるべきだ。みたいなことを言っていた覚えがある。
奇妙だと思いませんか?
まるで、企業に就職するのが普通のことです。当たり前のことなんですよ。
そう、考えるように仕向けられているような、意図的なものを感じませんか?
それもそうでしょう。
だって、就職関連会社にとってお客様である、求人を出す企業様に、新鮮なカモを届けなくてはならないのだから、詐欺師やカルト教団の司祭のように、もっともらしいことも言いますよ。
そして多くの就職関連の会社の言い分は、就職活動の際に「嘘をついてはいけない」ということ。これをどの会社も強調します。
ミスマッチを起こすだとか、嘘をついて面接を突破しても入社してから大変だとか、自分がつらくなるだけだぞ、みたいな事を神妙な顔で教えてくれます。
ネット上の就職関連サイトやブログも、嘘をつくべきじゃないという論調の記事ばかり。
何でかって言えば、彼らがどういう立場で言葉を選んでいるのかを考えると分かるのですが、要は「金のため」です。
就職関連の会社にとってお金をだしてくれるのは、求人を出す企業です。
求人を出す企業に新鮮なカモを送り届けるのが、リクルートやマイナビ、転職エージェントのお仕事で、成功すれば多額の報酬が手にはいるわけです。
だからこそ、彼らの言葉は、お客様である企業様のための言葉です。
いくらもっともらしい事を言っても、求職者の側、労働を提供する側のことを考えた言葉では決してありません。
その辺、多くの利用者は理解していません。自分たちが出荷されるカモだってことを。
就職関連のサイトやブログだって同じです。あれらは、アフィリエイト報酬のためのサイトやブログなわけです。
報酬をくれる転職エージェントや求人サイトの悪口なんて書かないし、アフィリエイト報酬を最大にするため、良いことばかり書いていますよ。
私は実際、騙されましたし、浅はかでした。警告ですが、転職エージェントを熱心に勧めているブログには要注意です。
特に良いことばかり書いていて、悪いところを書かない連中は、本心を隠しています。信じてはいけません。
何だかおかしいな、変だなと感じたら、自分の感覚を信じてみてください。それは、自分の中から湧き起こった経験からの警告です。
他人の言葉の不信感、嘘くささ、そういったものを感じたら距離を取りましょう。なるべく決断は早い方がいいですよ。
就職関連会社の立場
さて、彼らの言う「嘘をつくべきではない」その言葉は一体どういった立場からの言葉なんでしょう。
彼ら就職関連企業は求人を出す企業の側であり、報酬を得る立場からものをいっているのです。
どんなにきれい事を並べ立てても、結局のところ、求職者からすれば、彼らの言葉こそが 「嘘」なんですよ。
「少なくとも3年は勤め上げるべき」なんて言葉も企業側の思惑通りの言葉で、あなたのことなんて考えていない言葉です。
自分たちの利益を追求して、働く側のことなんて考えていない人々の言葉は嘘と欺瞞だらけです。
言葉が働く側のことを思ったものではなく、就職関連会社や企業側の利益の最大化の為である限りは、求職者、労働提供者にとって嘘八百です。
よく考えてください。企業って嘘をつかないのですか?
誰しもが一度は経験あるのではないでしょうか。
「面接の結果は一週間後に電話かメールでお知らせします。」
そう言ったのに、一週間どころか数ヶ月たっても結果を寄越さない企業に出会ったことありませんか。
そういった嘘を平然とつく企業に関しては、就職関連企業は、たいした批判をしないでしょう?
だって、お客様ですもん。報酬をくれる連中ですもん。機嫌を損ねる批判はしませんよ。
求人を出している企業の嘘は黙認で、求職者の側の嘘は徹底的に叩くのはこういうわけです。
ネット上で、経歴詐称や、嘘をついたという書き込みにたいして、烈火のごとくに怒っている人を見かけますが、どういった立場なんでしょう。
恐らくただ単に、他人の足を引っ張りたいだけのクズか、転職会社の回し者でしょう。
求職者は生きるために嘘をつけ
面接での嘘を否定する類いの人間とはどういう立場の人間なのか少しは見えてきたのではないでしょうか。
彼らの側の言葉を真に受けていたら、いつまでたってもまともに会社に就職できません。
この日本では、生真面目な人間は馬鹿を見るのが常です。
生きるために、嘘をつかなければ仕事にありつけない人間だっているのです。詐称してでも社会に食らいつかないといけません。
転職エージェントや、ウェブサイト、ブログで嘘をつくなと言っていても、生きるのが最優先です。
世の中では、立場によっては嘘も方便となります。求人を出す側の連中が、その方便を使うならば、求職者の側も方便を使うべきでしょう。
この場合、求職者の側の方便とは、これから生きていくためのものです。
なかなか、就職できない、職歴なしだから正社員は無理だ。そんな泣き言を言う前に、生きるために、嘘をつく覚悟を決めるべきでしょう。
生きるためなのだから、バレたとしても開き直ればいいのです。
しょうがないでしょう。生きるためなんだから。
やめた方がいい嘘
嘘というものは実際、バレなければ嘘ではない。バレるから嘘になってしまうのです。
嘘がバレない為には、簡単に見破れる嘘はつかないようにする事が大事。
資格
年齢
これらについては、簡単にバレるので嘘をつくべきではありません。
最終学歴は卒業証書を要求されたら分かりますし、国家資格だと資格証書などの提出を迫られるとすぐバレます。年齢は住民票とかですぐバレるので、この三つは嘘をつくべきではありません。
職歴に関しては、バレないやり方があります。ネットで詐称方法について調べてください。
ただ、調査をされると、バレる可能性があります。まぁ、バレてしまったその時は開き直ればいいと思います。
「生きるためについた嘘なんですから、しょうがないでしょう!」とね。
つくべき嘘
自分が傷つかないように、面接で本当の自分をさらけ出すことはやめた方がいいです。
日本人というのは、弱い立場の人間にマウントを取りたがります。
面接官は自分の立場が求職者より、上だと認識して、失礼な質問や人格否定じみた言動をとることが、かなりの確率であります。
要はパワハラ体質なんですよ日本人は。
故に、本当の趣味とか、恋人の有無とか、好きな物事とか、自分の人生の核にあたる部分をさらけ出すのは危険です。
なので、完璧なストーリーを組み立てて、そのストーリーを信じ切って、嘘を突き通してしまいましょう。
この嘘は、自己防衛の為の嘘です。
なんたって、日本人の面接官は失礼な人間が多すぎる。相手の心が傷つく事なんてお構いなしに、ずけずけとした物言いをします。
自己防衛しないと、必要以上に傷つく事になります。私は、新卒の時の面接で人格攻撃をやられ、結局立ち直るまでかなりの時間がかかりました。
日本の面接は、人間の尊厳を踏みにじることを、企業側が当たり前のようにやります。
そういう国なんですここは。
だからこそ、自己防衛のための嘘は、仕方がない嘘なのです。
終わりに
世の中は嘘と欺瞞と、綺麗事で溢れています。
そんな社会でも生きねばなりません。
相手の言葉を鵜呑みにせず、どういった立場で発言しているのかよく考えてみましょう。
相手の立場からすれば、方便でも、自分からすれば嘘っぱちだってこともあります。
臨機応変に行動し、バカ正直な自分を変えて、生きるために平然と嘘をつきましょう。
「嘘をついてはいけません」が、そもそも嘘なんですから。
生きていくためにつく嘘は必要な嘘です。
自信満々に嘘をつけば経験上、見破れる人間なんてまったくいません。
見破られるのは自分すら騙せていないからです。
一流の詐欺師は自分すら騙します。完全に信じ切っているから、嘘をついている自覚が無いんですよ。
この社会で生きていくために、嘘が必要ならば、覚悟を決めてやるしかないのです。
綺麗事では、飯が食えないのですから。
詐称だろうがなんだろうがやって、いきるのが第一です。
嘘をつくならば、ハキハキと喋らなければいけません。
ハッキリしない物言いは、真実を話していても、どこか嘘くさいものです。
ハキハキと喋るためには鍛えるしかありません。顎と喉そして、腹筋を。
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これを使えばハキハキ喋るための、顎と喉を鍛えることができます。これを使った声だしはけっこうキツいです。
しかし、劇的に効果はあります。自分で録音した声の違いに驚くほどです。
この訓練といっしょに腹筋も鍛えましょう。腹に力が入らないとハキハキした喋りができません。
嘘をつくにも、面接を突破するためにも、声を出す訓練は必要です。
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