私は甲種消防設備士の資格を受験するために、その受験要件の一つをクリアできる試験。
「第二級陸上特殊無線技士」の資格試験を受験してみました。
第二級陸上特殊無線技士試験の難易度は簡単です。ですが、文系の人間の私は無線工学が無縁だったため、ちょっと苦戦。
でも法規は満点だったんです!無線工学がギリギリだっただけで……。
というわけで、文系人間は勉強する際に「無線工学」に注意してください。
第二級陸上特殊無線技士試験の試験時間は1時間。試験開始から30分後に途中退室できます。
だいたいの人が、30分後に退室しだします。試験問題は多くないので、皆さん余裕で途中退室です。
受験料は5162円、振り込みの手数料とかもかかるので、だいたい5500円くらいだと思っておいてください。申し込みはインターネットで出来ましたが、支払いは郵便局でしました。ちょっとだけアナログ。
第二級陸上特殊無線技士の合格点
試験時間は1時間。試験開始から30分後に途中退室できます。
第二級陸上特殊無線技士の合格点は、法規と無線工学ともに40点。
1問の得点が5点。つまり8問正解で合格です。
法規 12問 満点60点 合格点40点
無線工学 12問 満点60点 合格点40点
両方とも合格点をとることで合格になります。
4問しか間違うことが許されませんので、ケアレスミスに気を付けてください。
第二級陸上特殊無線技士の勉強時間と難易度
合格率は80%近くです。なぜこうも合格率が高いかと言えば難易度がそれほど高くないことが影響しています。
文系人間には「無線工学」のほうはちょっと難しく感じます。ですが、小難しいひっかけ問題などはない、単純な知識を問う問題ばかりです。
計算問題は単純なものなので落とす心配はありません。計算の公式さえ覚えておけば確実に解けます。
過去問に出てくる問題が焼き回しで使われるので、基本的には過去問の暗記が突破口となります。
勉強時間は1日2時間で1か月くらいで十分でしょう。試験を申し込んでから、通勤通学を利用した短い勉強時間でも合格圏に到達できます。
「法規」の問題はほぼ、過去問で問われているものの選択肢をちょっといじっただけのものです。
「無線工学」もほとんどが、過去問と同じような内容です。過去問に出ていない問題もたまにあるので、教科書を使って「無線工学」は勉強した方がいいです。
私は、ちょっと「無線工学」の勉強時間が足りなかったのでギリギリでした。
無線工学になじみがないと、過去問だけでは頭に知識が入りにくいです。理系の人なら過去問だけで合格を狙えるのでしょうが、文系の人は万全を期して教科書も勉強しましょう。
第二級陸上特殊無線技士の難易度は「簡単」なレベルです。ちなみに3級と2級に難易度の違いはほとんど無いようです。
初学者でも第二級陸上特殊無線技士の受験からはじめても合格を狙える試験と言えます。
第二級陸上特殊無線技士の勉強は過去問が鍵
問題はだいたいが過去問の焼き回しです。第二級陸上特殊無線技士の試験に合格するには過去問を何度も解きなおすことが合格の近道。
無線工学と法規の知識を十分に高めたい場合。もしくは試験にたいして万全な状態で臨みたい場合は第二級陸上特殊無線技士の教科書も読み込んでおくと完璧です。
第二級陸上特殊無線技士の試験は上記の2冊で十分合格点をとれます。
私は過去問を一通り解いてから教科書を読み進めて理解力を高めたので、試験の時も焦らずにすらすらと問題を解くことが出来ました。
これから勉強するならば、過去問をやってどんな難易度の問題なのかをたしかめてみてください。それからら教科書を読み進めるとわかりやすい。
教科書を読み込んだら、あとはひたすら過去問を解き続けることが合格の近道です。過去問と全く同じ内容の問題が多数出題されますので、過去問が勝敗を決める鍵になります。
合格するだけなら過去問だけでも対応できます。しかし、教科書も読み込んでおくことをおすすめします。
文系人間は無線工学が難しく、とっつきにくいため苦戦するかも。私は法規で満点をとれましたが、無線工学はギリギリでした(3問間違い)。
法規も無線工学も4問しか落とすことは出来ませんので、ケアレスミスに注意が必要です。
無線工学の理解が足りていなかったなと思います。とは言ってもやっぱり過去問をなんども回しておけば合格は出来ます。
勉強はそれほどこんをつめなくても大丈夫。
第二級陸上特殊無線技士試験の受験体験記
第二級陸上特殊無線技士試験の東京での試験会場は東京都中央区晴海にあります。
受験票の試験会場案内には東京駅からバスに乗って「晴海三丁目」で下車みたいなことが書いてあります。
ですが、東京の晴海にある日本無線協会試験センター(3階)は、都営大江戸線の勝どき駅が最寄りの駅です。勝どき駅から歩いて10分もかかりません。道も分かりやすいので迷うことは無いでしょう。
都営浅草線や都営大江戸線などを乗り継ぐときは同じ駅名の駅でも地下通路でつながっていなかったりするので注意です。
浅草駅なんて地上に出て200mくらい歩いて都営浅草線に乗り換えました。不慣れな場合は事前に確認するか、早めに家を出ましょう。
東京、晴海の日本無線協会の試験会場は3階です。席は自由で、試験室だけ間違えなければどこに座ってもいいようでした。
私は11時半に会場に到着。もうその時には、試験会場の席はほとんど埋まっていました。
老若男女いろんな人がおり、学生が何人かでたむろしていたり、白髪のおじいさんがいたりと多様な人たちが試験を受けに来ているようでした。女の人は若干名かな。
試験は11時からはじまり、大体の人たちが退出可能時間の11時半に席を立ちました。第二級陸上特殊無線技士の試験時間は1時間なのですが、簡単な問題なので20分くらいあれば解き終わります。
30分あれば、見直しも何度かできるほどに簡単です。緊張するような試験ではありません。
ただ、マークシートなのでマークする箇所がズレないように問題番号とマークシートの番号に注意しましょう。
私は途中退室できる11時半に試験室をでました。試験会場は込み合っていますが、試験管たちが試験に手慣れているのですんなりと会場の外に出れました。
合格率も8割ちかいですし、国家試験なのになんだか会場の雰囲気がぬるかった。
第二級陸上特殊無線技士試験の答えは1週間以内に無線協会のホームページに掲載されるようです。合格発表は1か月後。
受験ハガキが来た住所に試験の結果が送られてくるとのこと。
無線従事者免許証を得るためには試験に合格した後、総務省に申請する必要があるようです。申請手数料は2000円ほど。申請手順が書かれた説明用紙が試験会場にあるので、それをもらっておきましょう。
第二級陸上特殊無線技士合格には過去問が鍵まとめ
無線工学はなかなか奥が深くて面白い試験でした。今まで特に気にせずに使っていた電波というものを考えるきっかけになり面白かった。(無線工学の点数はイマイチでしたが……。)
とにかく過去問が合格の鍵であることは間違いありません。過去問と同じ問題が何問も出題されていました。
この過去問は無線試験5資格に対応しています。ですが、第二級陸上特殊無線技士試験の勉強には第二級陸上特殊無線技士の部分だけで十分です。
過去問をまるまる一冊やる必要はありません。
無線工学の理解力を高めるために教科書も読んでおくと、過去問の内容が頭に入りやすいです。
試験の合格には過去問だけでもいいのですが、問題の意味を理解するのに過去問だけでは不十分です。とくに文系の人間は理解するのに、教科書が無いと無駄に時間がかかります。
一回の受験で確実に合格するために教科書も手に入れておきましょう。
第二級陸上特殊無線技士の資格は甲種消防設備士試験を受験するための受験要件になります。
甲種消防設備士の受験資格を得る方法は他にもあります。ですが、要件の中で第二級陸上特殊無線技士を取得することが一番簡単です。
甲種消防設備士の受験を考えていて、受験資格が無い場合は「第二級陸上特殊無線技士」の試験を受けることがおすすめです。
ステップアップするための国家資格として、第二級陸上特殊無線技士は有用な資格と言えます。興味がある人は受験してみてください。
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