邪神ちゃんドロップキックの主人公は「邪神ちゃん」という上半身はギャルっぽい女の子、下半身はヘビの姿の悪魔。
花園ゆりねというゴスロリ女子大生に興味本位で召還され、哀れにも魔界に帰れなくなったイキリ悪魔が邪神ちゃんです。
ドロップキックとは邪神ちゃんが得意とする最強の攻撃技、しかし、花園ゆりねにはまったくと言っていいほど効果なし。
ドロップキックの他にもRCH(ロイヤルコペンハーゲン)というパンチ技もありますが、こちらがクリンヒットしたのは天使の「ぽぽろんちゃん」くらいのもの。
邪神ちゃんが今までに作中で放ったドロップキックの回数と邪神ちゃんの特徴を見ていきたいと思います。
邪神ちゃんのドロップキック回数
邪神ちゃんは最初こそ、ゆりねのことをドロップキックで倒そうとしますが、巻数を重ねるごとにドロップキックをくり出す回数は減っていきます。
毒をつかったりたり、いきなり竹やりで刺そうとしたり、落とし穴に落とそうとしたり…。
やり口が卑怯で姑息になっていきます。ゲスなことも平然とやってのけるのが邪神ちゃんのいいところ。
姑息な手を使っても、ゆりねには敵わず。無残な折檻を受けるはめになる様式美。
では、邪神ちゃんドロップキックの作中で、いったい何回のドロップキックが放たれたのかを数えてみましたのでご覧ください。(ドロップキックの回数は邪神ちゃんが放ったものです。)
2巻 3回 7巻 3回
3巻 1回 8巻 1回
4巻 2回 9巻 1回
5巻 1回 10巻 0回
(注:妄想の中のドロップキックもカウントしています。)
数字はパラパラめくって確認したものなので、多少の間違いがあることをご了承ください。
作品のタイトルでもある邪神ちゃんの持ち技ドロップキックは巻が進むごとに使われなくなっていますね。
10巻にいたってはどう数えても1回もドロップキックしていませんでした。11巻でも攻撃としてのドロップキックは使っていなくて、妄想の中とドロップキックの練習シーンでの回数です。
まぁ、ゆりねにはドロップキックが通用しないので仕方ないと言えます。
ただ、ドロップキックが通用する相手に対しては積極的に使っています。ぺこら、ぽぽろん、氷ちゃん(浩二)にたいして。
後は思い出したかのように邪神ちゃんがドロップキックを使いますが、ゆりねにはどうあっても通用しません。
邪神ちゃんにはもう一つの攻撃技R・C・H(ロイヤル・コペン・ハーゲン)がありますが、こちらはドロップキックよりも使用頻度は少ないです。
使用回数を数えてはいません(ただのパンチと見分けがつかない)。作中でほとんど有効打はありません。
R・C・Hが唯一クリンヒットしたのは、天使のぽぽろんちゃんに対してくらいです。
邪神ちゃんは強い?弱い?
邪神ちゃんは魔界に帰るため、ゆりねを倒そうと何度となく挑戦をし続けます。
ほぼ返り討ちですが、邪神ちゃんは決してあきらめません。そのガッツは見習いたいものです。
第1話ではタイトル通りにドロップキックを使って倒そうとします。ヒットはするのですが、ゆりねノーダメージ…。
尻尾を切断されるという反撃にあい、終了。
その後、親友(ATM)のメドューサを使って石化させようとしたり、バールで背後からおそったり、竹やりを使ってみたりと様々な手段をとりますが、結果は惨敗。
卑怯な不意打ち攻撃を仕掛けた際は、友人の悪魔ミノスに「プライドねーのかよ?」と言われる始末。
ゆりねに対しては、まったくダメージを与えられない邪神ちゃんですが、天使に対しては別です。
ぺこらをおそったぽぽろんちゃんには、RCH(ロイヤルコペンハーゲン)が炸裂。
倒れたところを石で滅多打ちにして、ガムテープです巻きにしてから海に投げ捨てるという徹底ぶり。
悪魔のミノスや遊佐たちには勝てないようですが、11巻までで天使に負けたことはありません。
ぽぽろんちゃんのフルスイング光の剣(金属バット)を腹にくらっても、もん絶しないで吹っ飛んだだけ。
天使が弱いだけなのか、邪神ちゃんはそこそこ強い悪魔のか判然としませんが、少なくとも天使の「ぽぽろん」よりも「邪神ちゃん」のほうが強いと言えるでしょう。
新キャラのキョンシー娘「キョンキョン」には力で完全に負けていましたので、やはり悪魔の中ではわりと弱い?のかもしれません。
邪神ちゃんの回復力に関しては群を抜いているので、その点では他の悪魔よりもすごいのでしょう。なんせ縦に二分割されても次の話には回復していますから。
邪神ちゃんの強さは他の悪魔たち(メドゥーサ、ペルセポネ2世除く)より弱く、天使たちよりも強いといった具合でしょう。
花園ゆりねと比較すると、圧倒的に邪神ちゃんのほうが弱いと言えます。
イキリ悪魔、邪神ちゃんの特徴
邪神ちゃんには作中で指摘されている弱点と、悪魔ならではの特徴、特殊能力があります。
邪神ちゃんの弱点と特徴をまとめてみました。
・反論ができなくなると殴りかかる
・カエルが苦手
・神経性胃炎もち
・バカなところ
・下半身がヘビ
・何千年かに一度、脱皮する
・名前が長い
・サイコロの出目を操れる
・料理裁縫が得意
・家がお金持ちでお嬢様
ざっと上げるとこんなところでしょうか。悪魔としての特殊能力は「サイコロの出目を操れる」です。
邪神ちゃんのレベルは40代前半くらいです。悪魔は人間に倒されるとレベルが下がると言う設定があるのですが、ゆりねに倒されまくりなのでレベルがどんどん下がっていると思われます。
たまにGとかを倒してレベルアップしたりもするので、今はどのくらいのレベルなのかは分かりません。
少なくともメデューサよりもレベルは低いはずです。メデューサは第3巻でLV53、邪神ちゃんはLV46でした。
メドューサの方がレベルは高いのですが、何かにつけて邪神ちゃんはメドューサを格下呼ばわりします。
ですが、いつもやさしいメドューサがマジギレ(演技)したときは、かなり焦る邪神ちゃん
焦りまくりの邪神ちゃんは可愛いですね。
イキリ悪魔、邪神ちゃんの一番の特徴は「ゲス」なところ。
ゲスなのだけれど、胃炎もちなので、ストレスを感じたときは胃酸が逆流するようです。
作中一度、頭を打ってまともになってしまいましたが、まともな邪神ちゃんなんて邪神ちゃんではありません。
邪神ちゃんがまともになった話は40話で第4巻です。
邪神ちゃんの印象的なクズ話
邪神ちゃんの話で特に印象に残ったクズ話はやはりこれでしょう。
邪神ちゃんのクズさが極まった話で、タイトルは「ようこそ人生シアター」です。(5巻の52話)
人生シアターとは邪神ちゃんドロップキックに登場する、パチンコ&スロットのお店。
実際に神保町にあるらしいです。名前は人生劇場。グーグルマップで調べると邪神ちゃんが出てくるパチンコ屋と同じ建物が確認できます。
この話では、しょっぱなから邪神ちゃんは、「打たなきゃ良かった…」と泣きながら現れます。
ガチ泣きです。
そこへちょうどよくATM(メドューサ)がやってきたので、金をたかります。
「た…頼む二万円貸してくれ!倍にして返しますの!」
と、ギャンブル依存のごとくヤバいつらで頼み込む邪神ちゃん。クズです…。
そもそもストーリーのはじめの時点で夕飯のお金もスッている状態ですから、どうしようもない…。
帰宅するとゆりねに、おもいっきりアッパーかまされます。
メドューサにかばってもらいながら、いい子アピールを欠かさない邪神ちゃん。あざとかわいい!
それを見て怒ったゆりねに、顔面モーニングスターをかまされます。
それでも名誉挽回の機会をくれるゆりね。もう一度、買い物をしてくるように5000円を渡します。
信頼を取り戻すため一人で買い物へと出発する邪神ちゃん。邪神ちゃんは良い子ですから!大丈夫!
しかし、この表情である。ようこそ人生シアターへ…。
邪神ちゃんのクズさが極まった話でした。
「ようこそ人生シアター」は第5巻の52話。ほんと邪神ちゃん、クズ過ぎて面白い。良かったら読んでみてはいかがでしょうか。
邪神ちゃんのまとめ
以上が邪神ちゃんの特徴でした。イキリ悪魔の邪神ちゃんを愛でるもよし、他のかわいい女の子たちを愛でるもよし!
邪神ちゃんドロップキックという作品には、たくさんの個性豊かな女の子たちが登場するので毎回楽しめます。
邪神ちゃんのストーリーはコミックメテオで無料で読めますので、興味があったら立ち寄ってみてください。
アニメの邪神ちゃんもまぁまぁよかったです。アニメオリジナルのギャグが下品だったり、ちょっとグロかったりしますが、良作といえます。
神保町や秋葉原に行くと実際に邪神ちゃんが通っているお店があるので行ってみるのも面白いです。おしまいっ。
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