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就職氷河期支援とか若者チャレンジとか、国のやることはいつも丸投げ

就職・転職活動

 

国が今まで助けるそぶりすら見せなかった「就職氷河期」世代を支援することを決めた。

あまりに遅すぎるうえに、その支援事業は結局「人材派遣会社」に丸投げのもよう。

 

3年で正規雇用を30万人増やす計画とのことだが、国の言う正規雇用とは何だろうか?

 

不安定な非正規雇用を増やした「人材派遣会社」に公金を注ぎ込んで、正規雇用者を増やすとはどんなマッチポンプ。

 

しかも、正規雇用に見せかけた特定派遣事業も蔓延している昨今。

国は本当に非正規雇用で貧困に陥った「就職氷河期世代」を助ける気があるのだろうか?

 

「若者チャレンジ事業」と言ったものに以前参加したことがある私に言わせると、助けるポーズだけなのではないかと疑っている。

 

就職氷河期支援が始まる。国のやることに期待しない方がいい……。

今回の就職氷河期への支援は、キャリア教育や職業訓練を人材派遣会社などに委託して、就職に結びついた成果に応じて委託費を払うと言うもの。

正社員として雇った会社には60万円の助成金を支払うようです。

 

就職氷河期世代を支援する事業ですが、実質人材派遣会社支援事業と言えるのではないでしょうか?

 

私も昔、若者チャレンジ事業という国が行う支援事業に参加したことがありました。

若者チャレンジ事業も「就職氷河期世代の支援事業」と同じような構造で、国はやることなすこと派遣会社に丸投げ。

 

若者チャレンジ事業は参加者を一か所に集めて、電話対応や挨拶の練習など基本的なマナー講座を行って就業受け入れ会社でojtを行うというものでした。

 

支援事業に参加した人を受け入れた会社は助成金をもらえるため、国からお金をもらえてアルバイトを雇うよりも簡単に使える人材を確保できるという誰のための事業なのかよくわからないものでした。

参加者としては若者チャレンジ事業を通して正社員として雇われることを目的としているのに、受け入れ先企業は最初から無料で使えるアルバイト感覚。

 

6か月間働く中で「自分はなんでこんな事業に参加してしまったのだろうか」という薄暗い気分になったのを覚えています。

若者チャレンジ事業をやり終えて正社員として雇ってもらえたか?そんな強運は持ち合わせていませんでした。

 

最初の説明のための事業紹介では、支援事業を通して正社員として新しい人生のスタートを切れた、みたいな輝かしい実績映像を見せられ期待を膨らませました。

まぁ、人材派遣会社お得意の夢や希望を見せてその気にさせる戦法に、まんまとハマった形です。

 

こういった支援事業で一番得をするのは実施している人材派遣会社でしょう。

 

なんせ、就職につながらなくても派遣会社に登録させてしまえば使い捨て人材の確保にもつながります。

さらに、公金を使ってお得意様の派遣先に特化した人材育成が出来るのですから、派遣会社の業務にとってこれほどうまみのある国の事業はありません。

 

国としては就職氷河期世代を助けているポーズが取りたい。支援事業を運営する派遣会社は公金を注がれ、人集めも国の旗本で勝手に集まる。

本当に就労に困っている人たちを助けようとしている人たちなんているのかな?っていう疑問を感じます。

 

国の金に群がるだけの人たちの汚さを、垣間見るには良い事業です。

 

経験上、国が派遣会社に丸投げする支援事業に、夢や希望を抱かない事をおすすめします。

私も参加するまでは「もしかしたら、ちゃんとした会社に正規雇用として雇ってもらえるかも!」と期待を持っていました。

 

期待すればするだけ、支援事業の本当の姿を目の当たりにしたときの絶望感は大きくなるでしょう。

現状に行き詰っているなら参加してみた方がいいですが、結局の所、自分の人生を切り開くのは自分の力と選択のみです。

 

他人におんぶに抱っこの精神でこういった支援事業に参加しても、いい様に使われるのがオチ。

場合によっては人生の貴重な時間を大きく無駄にすることになるでしょう。

 

本当に就職に困っている人を助けるサービスなんて無い

こういった国がやる支援事業や、就職に困っている人を対象にした転職エージェントなどを使ってみて感じたことは、「本当に困っている人を助けようというサービスは無い」ということです。

国がやることは選挙対策だったり、国民からの批判をかわすためのやっていますポーズだったりするわけです。

 

人材派遣会社に支援事業を丸投げしている時点で本気度がわかるでしょう。

 

人材会社のキャリアコンサルタントもこういった支援事業だと、参加する人が多すぎるため一人一人へのフォローが手薄になります。

アドバイスが欲しくても流れ作業のように、心のこもっていない言葉と対応をされてしまうのが現実です。というか私がそんな扱いでした。

 

就職氷河期の支援事業や若者チャレンジ事業などに参加しようかと考えている人はまず、誰かに助けてもらおうという気持ちを改善すべきです。

世の中には他人の人生を利用して金儲けをやろうって人たちがたくさんいます。

 

一部の悪質な転職エージェントなんかがそれです。私は某有名転職エージェントを利用して散々な目にあいました。

あなたの人生を助けてくれる人なんて、そうそう現れません。

 

「誰か助けてくれ!正規雇用になってまともな人生を歩みたいんだ!」という気持ち、不安や焦りをたくみにつついてくる悪意を持った存在は笑顔で近づいてきます。

他人に期待しないで、自分の人生を自分の力で切り開く気持ちを持たないといつまでたっても現状から抜け出せません。

 

おんぶに抱っこの精神ではなく、やりたい事をやるためのきっかけづくり、ステップアップとして国がやる支援事業が役に立つと思ったら参加するべきと言えます。

もろ手を挙げて助けてもらおうと思って参加してしまうと、現実の冷たさに打ちのめされてしまいかねません。

 

非正規雇用が増えた原因は人材派遣会社の蔓延であるのに、不安定な非正規雇用から正規雇用になるための支援事業を人材派遣会社に丸投げするのが日本政府です。

 

一部の人たちのもとにだけ潤沢な資金が集まり、貧困に落ちてしまった人たちは復帰の機会すらつかめない現実。

社会のレールに乗れている人たちは弱者を本当の意味で救済する気なんてありません。

 

立場や利益のために助けるポーズは取るでしょうが、それだけです。

弱者という立場ならば、自分の道を自分で切り開くための行動を自分自身で歩まなければなりません。

 

決して他人に助けてもらおうなんて甘い考えにすがらないでください。

 

いい様に利用されたり、使いつぶされたり、見捨てられたり。

他人の助けに期待する精神は、時に大きな絶望感と失望感という返礼をもって返されます。

 

自分の事を誰よりも理解して、そして自分の納得できる方向へと歩きましょう。

それしか自分を救う方法なんて無いのですから。

 

支援事業に参加しなくても出来ること

「就職氷河期の労働者に対するキャリアコンサルティングの流れ 」に関しての資料を見たのですが、やはり自己分析に関する部分が目につきます。

 

「好き」や「得意」を明確にするシートや過去を振り返るシートなど、支援事業で使われるツールが載っていました。

ポジティブリフレーミング(ものの見方・考え方を肯定的にとらえなおすこと)を行って自己肯定感を上げる手助けをするなどのテクニックなども書かれています。

 

ですが、自己分析に関しては他人にずべこべ言われてやるよりも、自分から進んでやった方が自身と向き合う上で重要だと思います。

 

自己PRや志望動機ではあなたの「強み」をしっかりと理解してアピールすることが就職への近道になります。

 

その「強み」を自覚するのに便利な無料ツールが、就職会社大手のリクナビが提供する「グッドポイント診断」

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リクナビネクストに登録することで誰でも無料で診断を受けることが出来ます。

この診断で得られた、あなたの「強み」を志望業界・志望会社の事業にどう役立つのかを語れるようにしましょう。

 

そうすれば、自己PR・志望動機を書くことは簡単になりますし、面接官への説得力が段違いになります。

 

文章の組み立て方は次の本をじっくりと読むことで、相手を納得させる論理的なものとなります。

入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

就職関連の書籍を何十冊読むよりも、この一冊をじっくり読んで自己PRと志望動機の作成を行った方が就職成功確率が高くなるでしょう。

 

私自身もこの書籍を新卒で就職活動中に読んでいれば、ひきこもりのニートなんかになっていなかったと思います。

それくらい就職活動を勝ち抜くために必要な文章組み立ての技術が載っています。

 

あなたの「強み」を軸として過去の人生を振り返り、そしてアピールできるエピソードを上手く使って文章を組み立てましょう。

そのとき、グッドポイント診断の診断結果の文章も参考にすると説得力が増します。

 

自分では思いつかないような言葉が使われていることがあるので「そんな表現の仕方があるのかぁ」と参考になります。

自分の人生を切り開くために「自己分析」は欠かせません。

 

じっくりと自分と向き合って、本当に進みたい方向を見定めてください。

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まとめ

国のやる支援事業に参加することを考えているなら、慎重に検討を行ってください。

 

私は若者チャレンジ事業に参加してみて、勉強になった事もありましたが、失望感も十分に味合わされました。

誰かに助けてもらおうという「おんぶに抱っこの精神」で参加するとにっちもさっちもいかない状況になりかねません。

 

支援事業に参加する場合もしない場合も、結局は「自己分析」が必要になります。

 

「自己分析」は他人にやらされるよりも、自分から進んでやったほうが自分の深い部分と向き合えるので、一人でやってみた方がいいと私は思います。

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「強み」を理解するには上記のツールが一番のおすすめです。

 

国が行う就職氷河期世代の支援事業や若者チャレンジ事業には、あまり期待しない方がいいのではと個人的に感じています。

私自身、希望を持って参加したら肩透かしを食らったため、あまり希望のある支援ではないと思っています。

 

支援事業に参加するときはじっくりと自分と向き合い考えを巡らせてから参加してください。

 

他人に人生を助けてもらおう、なんて気持ちで参加するといい結果にたどり着くことは出来ないでしょう。

国の支援に期待を膨らませすぎず、自分にとって利用できそうなら参加するくらいの気持ちで関わってください。

 

所詮は公金に群がる、人材派遣会社のお仕事にすぎないのですから……。

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