ハニーストラップというVtuberユニットに所属する「蒼月エリ」という動画配信者が引退しました。
蒼月エリがVtuberを引退する理由は明言されることはありませんでしたが、新しい道に進むことを決めたようです。
ハニストメンバーも涙ながらに受け入れ、応援されながら最後の配信を向かえました。
感極まったハニストメンバーからのお別れの言葉に、胸を打たれた視聴者が多かったのではないでしょうか。
約9400人ほどが同時視聴し、蒼月エリの新しい門出とお別れの配信にコメントを残しました。
ハニーストラップ所属、蒼月エリというVtuberの引退からVtuberの活動終了とリスナーの気持ちに関して考えてみたいと思います。
リスナーの一人として蒼月エリさんともう会うことは出来ませんが、蒼月エリさんが新しい道で成功することを切に願います。
ハニーストラップの蒼月エリが突然引退を発表
2018年5月21日でVtuberユニット「ハニーストラップ」所属の蒼月エリが、約10か月間の活動を終えてVtuberを引退しました。
引退の発表は突然の事でTwitterにて発表され、他のハニストメンバーの配信予定も急遽中止となってしまいました。
リスナー側も寝耳に水であり、引退発表される前まで普通に配信は行われていたため衝撃が走った形です。
私もその一人。
新衣装も引退発表の3週間くらい前にお披露目され、これからますますハニストが活躍していくことを疑わなかったため本当にビックリしました。
まさか年末のVtuberイベント、カウント0で歌を歌い活躍した一人である蒼月エリが引退するなんて思ってもみませんでした。
2019年はハニストの年が来ると思っていましたが、ハニストの歌姫が抜けてしまって今後どうなるのだろう?
もともと蒼月エリというVtuberは、歌が大好きで弾き語りや歌練習の動画配信が多いVtuberでした。
しかしYouTubeは著作権にうるさく、規定に引っかかってしまうと広告配信がはがされてしまうという事態になります。
蒼月エリも突然広告がはがされて嘆いていました。
これも引退の一つの要因でしょうか?
大好きな歌を歌えば広告がはがされ、Vtuberでは好きなことが出来ない。
多くのVtuberはゲーム配信をすることでチャンネル登録者を稼ぐ手法をとっているが、どうも蒼月エリはゲームに興味関心が薄い様子。
マインクラフトにも最後の方まであまり手を付けていませんでした。
引退発表の1か月前くらいからマイクラの楽しさに目覚めたらしく、よく動画配信を行っていました。
Vtuberとしての新しい方向性を模索していたのでしょうか?だが、ゲーム配信にはそれほど力を入れていなかったように感じました。
マリオカート8をハニーストラップメンバーで争うハニスト杯でも圧倒的最下位。
興味はそれほどないが、ハニーストラップのメンバーの一人としてハニストを盛り上げようと頑張っていたのだろうと思います。
壺(ゲーム)は良かった。
蒼月エリというVtuberの弾き語り練習動画など、歌が好きなことが伝わってくる配信は本当に楽しそうなのでアーカイブが見れるうちに見ておくと蒼月エリとはどんな存在だったのかがわかるでしょう。
蒼月エリの引退配信は本当にいいものでした。
中でもミコちゃんが泣きながらも振り絞った言葉には蒼月エリへの思いがこもっていました。
他のハニストメンバーの言葉にも胸に響くものがありました。
淡々と引退配信を進めていこうとしていた蒼月エリも最後の方には感極まって涙声になっていました。
本当にハニーストラップは良いメンバーだったのだなとしみじみ感じました。
蒼月エリ引退で考えるVtuber活動の終わり
Vtuberは永遠には稼げない。いずれ終わりが訪れる。
Vtuberというキャラクターの後ろにはそれを演じる人がいます。
その人にも人生があり、夢や目標があり、Vtuberとしてそれらが達成できなければ引退を選択していくことでしょう。
今回たまたま、よく動画配信を見ていたVtuberが引退する瞬間に立ち合いましたが、いずれ多くのVtuberも同じように引退していくことでしょう。
どんな面白いことにも終わりがあります。
2018年の年末に行われたカウント0。
その出演が終わった後、周防パトラと蒼月エリは一緒に年越しそばを食べながら年越し配信をしていたのが、ついこの間のよう。
まさかこんなに早く引退してしまうなんて思いもしませんでした。
Vtuberが引退してしまうとリスナーはもう、そのVtuberと会うことは出来ません。
さらにアーカイブの動画も消されてしまうと、どんなキャラクターだったのかを振り返るのも難しくなります。
Vtuberの中の人(魂)がどんな人なのかはリスナーは分からず、Vtuberが引退してしまえば関係性はそこで終了。
中の人(魂)が何をやっていてもリスナー側に知るすべはありませんし、例え分かったとしてもその人はもうVtuberではないのです。
つまり、蒼月エリの魂がどこかで活躍していて、元リスナーがそれに気づいても、もはや別の人が活躍しているだけ。
それは蒼月エリではない別人ということです。
リスナー側としては引退したVtuberが何をやっているのか気になるところですが、詮索は無粋でしょう。
ただ、別の道で活躍していることを切に願うだけです。
寂しいことですがVtuberの裏側を知らないリスナーは、Vtuberが引退したらそこでお別れです。
動画も消されてしまえば、Vtuberというキャラクターの存在も徐々に忘れ去られていきます。
さながら死に別れのような状態と言えます。
キャラクター設定だけでなく、中の魂と連動しているVtuberだからこそ、魂が引退してしまえばキャラクターも消えるしかありません。
アニメのキャラクターのように、中の人(声優)を変えればキャラクターが存続するわけではない。
Vtuberというキャラクターは、寿命が短い定めなのではないでしょうか?
Vtuberとアニメ・漫画のキャラクターの違い
アニメや漫画、ゲームのキャラクターは性格などの設定が事前に決まっています。
ストーリーが進んでいく中で成長したり考え方が変化したりはありますが、声をあてている声優に影響されキャラクター性が変わることはまれでしょう。
それ故に、現実に存在する中の人がどうなろうがキャラクターは存続します。
アニメのサザエさんやドラえもんなどがいい例ではないでしょうか。
アニメ・漫画・ゲームに登場するキャラクター達は不死といっても過言ではないでしょう。
声をあてる中身が変わろうともキャラクターは存続します。
原作漫画、小説、アニメBD、ゲームがこの世界に残り、もう一度キャラクターに会いたければそれらを手に取ればまた会えます。
それこそ名作は、何年たっても色あせない作品として世の中に残り、ファンを楽しませてくれます。
数年後にリメイクされたり、新作が発表されたりもあるでしょう。
Vtuberというキャラクターはどうでしょうか?
Vtuberの魅力はキャラクターのガワではなく、それを演じる中身に重きが置かれているように感じます。
リスナーも二次元のガワを眺めつつも、その奥に存在する魂の方を見ているのではないでしょうか。
そのため、Vtuberを演じる中の人(魂)がいなくなってしまうと、キャラクター自身の魅力も無くなってしまいます。
もし、あなたが押しているVtuberが引退したら何が残りますか?
アーカイブが消されてしまえば押していたVtuberをもう一度、目にすることはできなくなります。
残った二次元のガワを使ってストーリーを新たに作ろうとも、魂がいなくなってしまえばただの絵や3Dモデルでしかありません。
Vtuberとは演じている中の人(魂)の魅力に裏打ちされた存在。
アニメのキャラクターのように声優を変えて存続させることは出来ません。
そのため、自分が好きだったVtuberが引退してしまうとレスがおこり、二度と会うことが出来ない寂しさを感じることになります。
好きなVtuberが引退した後のリスナーの気持ち
Vtuberを好きで追っていても、引退した後はリスナーとの関係性は完全になくなってしまいます。
引退後にどうなったのかも、リスナーが知ることは出来ません。
アニメの声優のように名前を出すわけでなく、Vtuberは匿名でキャラクターを演じているため、Vtuberは何者が演じているのか分からないまま終わってしまいます。
それがVtuber側の利点であり、プライベートとネット配信を分けられるからこそ出せる素の魅力もあるのでしょう。
Vtuberのいい点でもありますが、リスナーとしては引退後になんの音さたもない状態はさみしいものです。
さらにアーカイブも消えてしまうと「あの動画をもう一度見たい!」と思っても、もう見れません。
アニメのBDのようにこの世に残るわけでなく、動画データをyoutubeで見るしかないVtuberは、消えてしまうと懐かしむことさえ難しくなります。
本当に好きなVtuberの動画は保存しておくしか、リスナーが出来ることは無いのかもしれません。
まとめ
ハニーストラップ、蒼月エリの引退配信は本当に胸に来るものがある素晴らしいものでした。
リアルタイムで視聴できてよかった。
最後の最後でYouTubeは引退配信動画を「著作権上の問題で権利所有者によりブロックされています。」とブロックされていてアーカイブが見れなくなっている。
歌を歌ったせいかな?
YouTubeは空気読んでいただきたいものです。
蒼月エリ引退で考えるVtuber活動の終わりとリスナーの気持ちに関して、自分の考えをつらつらとまとめてみました。
いざ、引退に直面すると何だか妙な喪失感があるものなのですね。
蒼月エリの歌声はとても澄んだ音色で、物悲しい曲を歌えば聞き入らずにはいられないものでした。
今後の蒼月エリの中の人(魂)が、思い描く道を進めることを応援しましょう。おつはに。
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