誰か自分を助けてくれ。ニートからまともな社会人になりたいんだ。そんなことを考えていませんか?
ですが、世の中にあなたの事を「無料」で助けてくれる人なんていません。
たとえいるとしても、あなたがその聖人君主に出会える確率はいかほどのものでしょう。
出会える確率は宝くじに当たるよりも難しいと断言できます。
他人に期待するよりも宝くじを買った方が少しは有意義な時間を過ごせること間違いないです。
以前の私は、世の中には自分を助けてくれる人、ニートという状況から救い出してくれる人がいるはずだ。なんて考えていました。
結論を言うと助けてくれる人はいませんでした。
当たり前です。人それぞれ、自分の人生があるのに、なぜ他人の社会復帰を「無料」で助けなければならないのか?
時間を割いて一文の得にもならないことをするわけないでしょう。
誰かの助けを期待しているニートに言いたい。
「ニートを助けてくれる聖人君主なんていない!」
ニート時代の私の失敗談を語りながら、自分の脚で進む方法を示していきたいと思います。
ぜひ、ニート脱出への足がかりとして、考えを変えるきっかけにしてください。
ニートを助けてくれる人はいませんでした
私はかなり長い期間、家に引きこもり、社会との関係を断ってきました。
いつかまともな人生に復帰したい、まともに社会に受け入れられたい。
そう思いつつも、面接で受けた屈辱的な記憶が払しょくできずに、だらだらと家に引きこもりつづけました。
親や親族も、知り合いに社長がいるとか、自身が社長だとかじゃなければ、社会復帰の手助けにはなりません。
日々の生活を助けてくれるだけありがたいことです。ですが、人生の指針を示してくれるわけではなく、社会復帰へとつながる明確な手助けはしてくれないのです。
自分の立ち位置が分からなくなっているニートにとって、社会復帰は至難の業。
暗闇の中、手探りで「探し物」を探しているようなものです。
しかも、「探し物」が何なのかも漠然としか理解していません。
私は自分のやりたいこと、やってもいいかなと思える仕事が明確ではなかった。
ニートが社会復帰するには、「自分がやりたいと思える仕事、やってもいいかなと思える仕事」を明確することが大切です。
それが恐らく「社会復帰への鍵」です。
誰かが助けてくれることを期待してはいけません。結局、私のところに手を差し伸べてくれる人は現れませんでした。
助けを求めて行動した先で、分かり切った説教にあったり、カモにされそうになったりと散々でした。
ニートには言っておきたい。あなたの味方はあなた自身なのだと。
誰かの助けに期待しないことです。経験上「無料」で親身になって助けてくれる人はいません。
人の弱みや不安に付け込んで、利用してやろうという悪意には出会いましたがね。
立ち上がろうと努力しているニートを利用する悪意
私は、どうにか社会復帰しようと転職エージェントを利用しました。
ですが、最初に利用した転職エージェントが最悪でした。ニートの味方みたいな宣伝やウェブサイトを多く見ますが、カモを引き寄せるための撒き餌です。
この転職エージェントを利用したことで、自分の中に「親身になってニートを助けてくれる人間はいないんだ!」という明確な考えが生まれました。
お先真っ暗な「特定派遣の正社員」に無理やりねじ込まれそうになって、やっと世の中の真実に気付くのですから遅すぎます。
あなたはどうですか?誰かが助けてくれるのではないかと、まだ考えているのでありませんか?
ネットの評判をみて、転職エージェントを利用すればニートの自分も、まともな会社に就職できるんだ!なんて甘いこと考えていませんか?
あれは広告報酬のための宣伝です(笑)
私はあれに騙された。もしかしたら、自分もいい会社に、自分を受け入れてくれる会社に就職できるかも、という馬鹿な期待に目がくらんでいたのです。
他人に人生の選択権を譲り渡すなんて、愚かとしか言いようがありません。
3流の転職エージェントなんてものは、人の人生を利用して飯を食う連中です。担当者は楽して利益を得ようと、ニートを「未来の無い黒い会社」に入社させようと必死。簡単に入社出来ますからね。
担当コンサルタントは、ニートの心の不安や恐怖心をあおりにあおって、行動させようとします。
「この会社を逃したら後がないですよ」「あなたの職歴だと、ここを逃すと難しいですよ」
そんな言葉を投げかけて、焦らせ、不安をあおり、恐怖心を掻き立ててきます。
オイルショックの時に人々がトイレットペーパーを買うために殺到したのも、「トイレットペーパーが買えなくなるかも」という恐怖心があおられたからです。
人間は負の感情を刺激されると、行動をおこしやすい性質があります。
悪質な所のやり口は、その恐怖心をあおるやり方です。だからこそ、私は担当者と話をするたびに嫌な気分を味わったのでした。
こういった、人の人生を利用して報酬を得ようとする人間は、世の中に五万といます。不安や恐怖心に付け込む卑怯なやり方です。
ニートなんて、社会経験が低いから簡単に騙せると思っているのでしょう。誘導方法が下手くそなので途中で気づきますがね。
しかし、私は相手に期待してしまった。もしかしたら、ニートの自分を助けてくれる存在かもしれないと。
転職エージェントを利用する際は気を付けてください。中には人の事をカモとしか考えていないコンサルタントもいるのです。
全部がそうではありません。私が利用して良かった「いい就職ドットコム」の担当者はちゃんと話を聞いてくれる人で感動したほどです。
私の担当になった人は良かったのですが、人間的に下劣な担当コンサルタントに当たる場合もあります。
自分の報酬の事しか考えていない担当者に当たると最悪です。
利用するのであれば、しっかりと相手の事を観察してください。
あなたのことをある方向へ誘導しようとしたり、無理やり望んでいない就職先に入社させようとしてきたりするかもしれません。
常に相手を全面的に信用しないこと。
自分の考えをしっかりもって、他人と対峙しましょう。
あなたのことを助けてくれるのはあなた自身以外にはいないのですから。
・対人経験を積むには転職エージェントの利用は最適。関連記事はこちら。
ニートは助けてもらいたければ「自分」を知れ
ニートはまず、自分と言うものを知ってほしい。就職の足がかりを得るには、自分の事を言葉で表現できるようにならなければいけません。
リクナビネクストに登録することで無料で診断できます。
この性格診断を使って、自分のことを客観的に理解してください。
全面的に使える文章ではないのですが、自己PRと志望動機に使えそうな文章が中にあるはずです。
私は一部の文章を切り貼りして、自己PRと志望動機に利用させてもらいました。
全100問くらいの質問に答えないといけないので、結構な時間がかかります。集中できる時間を確保して取り組んでください。
自分の才能を見つけ出す方法として、次の書籍もおすすめです。
これは、ウェブテスト一回分がついた書籍で、あなたの漠然とした才能への理解を高めてくれます。
自分にそんな才能があったのか、なるほどなぁ。と思えるウェブテストです。
書籍はテスト結果の資質をどう生かしていくのかを書いてあります。自分を客観的に知ることが出来るこの書籍は、自分について知りたいと思う人にぜひ試してほしい。
上記二つをやるもやらないもあなたの自由です。自分をよりよく理解するためには、客観的な診断は無くてはなりません。
自分だけでは、自分を知ることが出来ないからです。
ニートを助けてくれる人はいないまとめ
世の中に、ニートを「無償」で助けてくれる聖人君主はいません。私の前には現れませんでした。
助けをもとめても、カモにされそうになったり、説教かまされたり、いい様に利用されたりしただけで、時間を無駄に消耗してしまいました。
あなたも考えを切り替えてください。
ニートを助けてくれる人なんていないのです。なんの得にもならないのに助けてくれるわけないでしょう。
自分を助けるのは自分自身。
あなたがニートから脱出したいと切に願うのであれば、まずは自分を見つめなおしてください。
あまり好きな言葉ではありませんが「自己分析」というヤツです。これをしっかりやらないと社会復帰はかなり難しくなります。
私は、自分のやりたいことを明確にして言葉で説明できるようにしました。結果、割とやりたいことに近い仕事に就くことが出来ました。
あなたも、自分をだれよりもよく理解して、自分の考えを明確に説明できれば、社会復帰は不可能ではないのです。
ニートが社会復帰に必要なことは大きく分けて二つ。
一つ目は、「自分をよく理解する事」そして、二つ目は「対人経験を積むこと」です。
対人経験とは人と接する機会を多く積み上げること。使えそうな転職エージェントを「利用」してみたり、ヤングキャリアセンターなどの公共サービスも積極的に利用してください。
中には低レベルな人間に当たることもあるので、そのときはさっさと関係を切ってしまいましょう。時間の無駄です。
とにかく行動あるのみ。嫌な人間からは積極的に逃げる!いい人間の意見は良く聞くこと。おしまいっ。
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